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阪神電鉄の藤原崇起(たかおき)社長(59)は8日、三宮駅東口改札の新設工事が順調に進み、予定通り2012年春に開業できる見通しであることを明らかにした。また、阪神なんば線で相互に乗り入れている近畿日本鉄道の特急電車を、阪神本線で運行することについては「両社で協議を始めた」と述べた。 三宮駅の改良工事では、西側に1カ所しかない改札口を東側にも設けるほか、2013年春には西側改札口を改装する。駅に3本ある線路の配置も変更。三宮より西から来る乗客が同駅で、阪神なんば線の電車に乗り換える場合、ホームをまたいで移動しなければならない。そのため乗り入れ線路を中央に移し、乗り換えをスムーズにするという。藤原社長は「なんば線の利便性を高め、利用増につなげたい」と話した。 また、三宮と伊勢志摩・名古屋間を結ぶ特急の運行については両社で協議を開始したが、「運行システム上、特急を定期的に走らせることは現状では難
阪神なんば線(尼崎―大阪難波)を経由して、阪神電気鉄道の神戸・三宮と近畿日本鉄道の三重・賢島間を結ぶ約200キロに、直通特急を走らせる構想が動き出す。 阪神の坂井信也社長が読売新聞のインタビューに答え、「臨時列車で検討したい」と、前向きな考えを示した。相互乗り入れする近鉄は直通特急の運行に意欲的で、早ければ2013年にも実現する可能性が出てきた。 現在、阪神の三宮駅から近鉄の賢島駅(三重県志摩市)までは、大阪難波で近鉄特急に乗り換えなければならない。坂井社長は「定時の直通運行はダイヤ上、厳しい」としながらも、「小学生の修学旅行など臨時や貸し切り電車なら考えられる」と述べた。これまで阪神電鉄は、ダイヤの調整が難しいことなどを理由に、特急の直通運行には慎重な姿勢を示していた。 近鉄は20年に1度の伊勢神宮式年遷宮が13年に催されるのを機に、伊勢志摩方面への観光用新型車両の導入を検討している。近
阪神電気鉄道と近畿日本鉄道は十四日、阪神なんば線(尼崎-大阪難波)開通を記念し、伊勢志摩まで近鉄特急で往復する割引乗車券「お伊勢さんきっぷ」を二十日から一万枚限定で発売すると発表した。大人一枚五千円(子ども半額)で、阪神三宮駅からの通常の利用と比べ約35%安くなるという。 六月いっぱい利用でき、特急に乗れるほか、伊勢神宮までのバスや伊勢志摩地区内の近鉄線も利用できる。志摩スペイン村や鳥羽水族館など観光施設の入場料が割引になる特典もある。 阪神三宮、御影、甲子園、尼崎、梅田の各駅長室や旅行代理店などで販売。十七日には「神戸まつり」会場となる三宮フラワーロード沿いの近鉄ブースで先行発売する。 なんば線は両社の相互直通運転により神戸・三宮から近鉄奈良まで結び、大阪難波駅などで近鉄特急に乗り換えれば、伊勢志摩にも行ける。近鉄は姫路-伊勢志摩間の特急運行を目指しており、今回の乗車券も近鉄側の強い要望
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