会見で謝罪する林原グループの林原健・前社長(左)と林原靖・前専務=2日午後9時9分、岡山市北区、西山良太撮影林原に約449億円を貸し出しているメーンバンクの中国銀行本店=岡山市北区丸の内1丁目会社更生法の適用を申請することになった林原の本社=岡山市北区下石井1丁目 甘味料の天然糖質トレハロースの開発や抗がん剤インターフェロンの量産で知られる岡山市のバイオ企業、林原(はやしばら)とグループ2社が2日、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。引責辞任した林原健・前社長(69)が「最も重要な透明化ということを忘れて、事実と異なる極めて不適切な会計処理を行った。昭和の時代から続けてきたこと」と粉飾決算を認めており、今後刑事事件に発展する可能性もある。 林原は私的整理の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)による再建を目指していたが、急きょ法的整理に転換した。2日に東京で開いた債権者の金