今月は,任天堂とソニーの第3四半期(10-12月期)決算について触れたい。 まずは,任天堂から話を進めるが,その前にNintendo Directについてだ。2月18日午前7時から配信されたNintendo Directでは,「スプラトゥーン3」の発表が最大の目玉だったが,「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編に関する紹介がなかったことを不満に思うファンもいたようだ。エース経済研究所では,Switchファミリーが2021年も好調が続くと見ており,決算解説で詳しく述べようと思う。 任天堂の第3四半期決算は,上半期同様に非常に好調でSwitchの販売(着荷)台数は1157万台と前年同期の1058万台を上回った。第3四半期は例年ゲーム機市場がピークとなる時期だが,3か月の販売(着荷)台数が1000万台を超えており,2年連続でこの水準を達成したことは驚きである。 ハードウェアの好調もあ
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