岡山県警から、日本犬として全国初の警察犬に委嘱された柴犬(しばいぬ)の「二葉(ふたば)」(雌、5歳)が21日、県庁で行われた「秋の全国交通安全運動」(30日まで)の出発式に参加した。 嘱託警察犬になった8月1日以降、行方不明者捜索などの出動はなく、初の“公務”となった。「FUTABA」のネーム入りの黄色い服を着た二葉は「交通事故にあワン」宣言と称して、司会者が「交通事故にあ」まで言うと、すかさず「ワンッ」とほえ、会場の約200人から拍手を浴びた。 飼い主で犬の訓練士、久戸瀬(くどせ)邦子さん(41)は「2週間前から練習し、任務を全うしてくれた。本業の捜索も頑張ります」。