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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (10)

  • かつて私たちがいた世界『窓ぎわのトットちゃん』 - シロクマの屑籠

    映画『窓ぎわのトットちゃん』 オリジナル サウンドトラック NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンAmazon ある人から、「シロクマさんは『窓ぎわのトットちゃん』を見ておいたほうがいいと思う」と勧められ、疲れたまま週明けを迎えようとしている連休最終日に観に行った。映画館に来ているお客さんは大半が私より年上で、公開から約1か月にもかかわらず客席は結構埋まっていた。 私は原作を読んでいないし、この作品を作った人たちがどういう狙いで制作したのかを知らない。この作品を自分がどう受け取めたのかを確かめてみたかったので、パンフレットのたぐいを買わなかったからだ。インターネット上での評価や噂話もほとんど知らない。先週までノーマークだったからだ。 「トットちゃんはADHD」では片づけられない世界 映画が始まって間もなく、一般的な小学校に通学するトットちゃんが描かれる。私はまず、ここでスゲーと思っ

    かつて私たちがいた世界『窓ぎわのトットちゃん』 - シロクマの屑籠
  • 自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠

    年寄りが語る戦後日 - raurublock on Hatena 以前何度か、仕事を引退したばかりの団塊世代の男性に「過去のあなたの経験を教えてください」と頼んでみたことがある。大抵の場合、こうした申し出に対し、彼らは苦労話を交えながら“武勇伝”や“成功体験”を語ってくれる。ドラマチックで情熱的な、臨場感溢れる昔話を語る時の彼らの表情は、殆どの場合、誇りに満ちている。個人の経験談を語る時だけではなく、“昭和”“高度成長”という時代を回想する時も、やはり自信が溢れている。 ところが、ついさっきまで自信に満ち溢れていた男性が、一転、自信のない姿をみせ驚くこともある。たとえば海外旅行の際、日人と一緒にいる時には自信に溢れた態度をとり、奥さんや添乗員に対しては居丈高ですらある男性が、自由時間になったとたんに萎縮し、奥さんに頼ってしまうような例などである。当に自信が内側に蓄積している男性なら、

    自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2021/11/15
    今頃ブクマ。結局日本社会のマジョリティ、特に倭人の自信なぞやっぱりどこまでも薄っぺらいもんでしかなかったって話にしかならんよな。
  • 「良いゲーム=長く遊べるゲーム」とは言えなくなった - シロクマの屑籠

    先日、はてなブックマークの人に「FGOの記事でも書いてください」と言われた。しかし『FGO』は、お正月からずっと豪運状態が続いていて、無料の聖晶石だけで☆5の英雄が次々に集まって笑いが止まらないので書くことがない。 それより今日は、最近のゲームが長く遊べて"しまう"問題について書いてみたい。 先日、twitterの一角で『艦これ』のモチベーションについて話題が膨らんだことがあった。 togetter.com 『艦これ』は2013年にリリースされたブラウザゲームだ。サーバ増設が間に合わないせいでなかなかアカウントを取得できず、私は2014年にようやく遊び始めた。とはいえかれこれ6年もプレイし続けている。これだけひとつのゲームに長い時間をかけたことはないし、課金額も、塵も積もれば山となっていることだろう。 我が身を振り返り、『艦これ』を続けているモチベーションについて考えてみる。 はじめのうち

    「良いゲーム=長く遊べるゲーム」とは言えなくなった - シロクマの屑籠
  • 新型コロナウイルスのせいで消耗している - シロクマの屑籠

    体力も気力もなくなった。 疲れて、いる。 原因の見当はついている。 だいたい新型コロナウイルス(COVID-19)騒動のせいだ。 この騒動によって私は消耗し、体力も気力も出なくなってしまっているのだと思う。 この騒動が間近なところにやってきたのは2月中旬ぐらいからだ。職場でも対策について話し合われるようになった。もちろん、自分の職場にはこれに対抗する設備や人員が無い。しかし医療機関である以上、そのような患者さんに遭遇してしまう可能性もゼロとは言えない。そういった「もしも」についての話し合いは、2月15日ぐらいまでは「念のため、用心として」といった趣だったが、ここにきて、俄然、真剣みが増してきた。 それと精神科・心療内科のフィールドには、少数ながら「世間の不安なニュースに弱い人」が混じっていたりする。不安が主な症状の患者さん、被影響性の強い患者さんのなかには、新型コロナウイルスの騒動を非常に

    新型コロナウイルスのせいで消耗している - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2020/02/27
    乗れよ、敢えて不安の波にw個人的には日本にはさっさとくたばって欲しいので今まで通り適度に不安の波に乗ることにした自分がブクマしますよっとw
  • 日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠

    今の20歳が40歳の半分しかいないって当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— 🦀カニカニカーニバル🦀 (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の半分しかいない。戦争でもあったのかな?」というツイート、ジョークのつもりかもだけど、これ、実際戦争に匹敵するようなカタストロフィがあったのに気付いている人があまりいない、ってグロい状況を反映しているなぁ、と思った。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2018年11月8日 乳児死亡率の低下によって起こる第一の少子化は、それほどカタストロフではないし、アメリカやヨーロッパのベビーブームが証明しているように劇的少子化とも限らない。しかし、東アジア諸国などで今起こっているような第二の少子化

    日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2019/01/13
    それでも正直先進国の器じゃなかった日本なんて滅べば良いけどねとしか思わない。あと嫌韓ブコメにうっかりスターつけてしまったので消したが実質棄民政策でもあった近代日本の周辺諸国侵出の話に嫌韓表現は要らん。
  • 20世紀後半の結婚観と若者気分って“異常”だったよね - シロクマの屑籠

    もしかして少子化問題って10年後には解決してるんじゃないの?非婚が進む30代と早婚志向な20代の溝 - トイアンナのぐだぐだ リンク先を読んで、「ああ、結婚に対して呑気に構えていた、バブル~ロスジェネ世代の結婚観や若者気分がデタラメだったんだなー」と改めて痛感した。と同時に、それらが過去の遺物になりつつあるのは、さしあたって良いことだとも思った。 『東京タラレバ娘』5巻には、まだ若かった頃の主人公達が「あと5年は遊びたい!」と話すシーンがあるが、リンク先のトイアンナさんは、これは現在の二十代から共感されないと解説している。 東京タラレバ娘(5) (Kissコミックス) 作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/05/13メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見る この、「あと5年遊びたい」「結婚を遅らせて自由な時間を楽しみたい」、実際、私が二十代

    20世紀後半の結婚観と若者気分って“異常”だったよね - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2016/05/20
    リンク先記事ブコメで書いたが確かに1970年代後半以後の日本社会の結婚感は異常だっただろう。しかしそれは近代以後の日本人を存続して行かなければという無意識下の民族国家カルト思考との確執の産物だったのでは。
  • 全能感を維持するために「なにもしない」人達 - シロクマの屑籠

    ここ最近、「価値のあるボク」「価値のあるアタシ」といった肥大した自己イメージを、いつまでたっても抱えている男女がそこらじゅうに溢れています。つまり、全能感を捨てきれない大人達が増えているわけですが、彼らが全能感を維持するメカニズムについては、あまり取り沙汰されていないようです。 この文章では、全能感を維持したい・いつまでも子どもの王様のままでいたい人にありがちな、二つの処世術を確認してみます。 1.自分が得意な分野で、全能感を何度も確認する ひとつめは、ごくオーソドックスな方法。 自分の優秀さや自分のバリューを確認しやすい場所で、それを反復的に確かめる、という方法です。ここに書いたように異性をひっかけて自分の価値を確認する人もいれば、ネットゲームtwitterで優秀さや有能さを確かめたがるタイプの人もいます。この際どこでもいいから、とにかく自分が優秀でいられそうなフィールドをみつけ、自分

    全能感を維持するために「なにもしない」人達 - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2011/01/22
    耳が痛いw「己の小ささを知れ」ということ。自戒も込めてブクマ。
  • 味覚をメディアに飼い慣らされること - シロクマの屑籠

    昨日の夕は、某牛丼チェーンの牛丼。肉1.5.盛+豚汁にしてショウガをちょっと載せるべ方が好みかもしれない。最近の外産業は値下げ競争が激化していると聞くが、一消費者としては、こんなに低価格で美味い物を提供してくれるのはありがたい限りだ。 ただ、ときどき振り返って思う。 私が美味いと思ってべているものの正体は、一体なんなんだろう? いや、もちろんべているのは牛丼に違いない。牛丼を美味いと思っているのか、それとも牛丼チェーンがこしらえた配合調味料が美味いと思っているのか。値段が安くてお得だから美味いと思い込んでいるだけなのか? そもそも、手作りの牛丼ってどんな味だっただろう?自分でつくった牛丼の味を思い出してみると、牛肉のパサパサ感以外の面では、牛丼チェーンの牛丼のほうが美味いような気もする。ドーナツやハンバーガーに至っては、チェーン店で覚えた味以外が記憶に残っていない。 私も含め、

    味覚をメディアに飼い慣らされること - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2010/12/07
    かなり重要な、しかし誰もが逃れられない話。ただ何を美味い/マズいと判断するのかは時代・社会・地域によって異なる事と、時にその判断基準に明らかに間違った考えか入り込むのも事実。
  • “崇拝欲”とどう折り合いをつけていくか――ホメオパシー問題に関連して - シロクマの屑籠

    http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10601311478.html 最近、ネット上でホメオパシーや似非科学への批判を時々見かける。科学的に無根拠な“セラピー”にのめり込んでいるうちに、治療や予防の機会が失われたり、無駄なリスクを被ったりするのは悲惨の一言に尽きる。そういった事態を招くインチキ治療者は、手厳しく弾劾されて然るべきだろう。 さて、インチキ治療者どもをやっつける作業は、他の人に任せるとして。 私は、わかりやすい偶像を拝まずにいられないという人間の心性が大好きである。ほとんど愛していると言ってもいい。合理主義や科学的思考がこれだけ支持されているにもかかわらず、「メカニズムや統計的妥当性を度外視したまま、偶像を崇拝する」人間が後を絶たないばかりか、21世紀の科学や医学の足を引っ張っているという現象!!その是非はともかく、Scientificな検討対象とし

    “崇拝欲”とどう折り合いをつけていくか――ホメオパシー問題に関連して - シロクマの屑籠
  • 自分は常に合理的・理性的だと思いたがる人達 - シロクマの屑籠

    「自分はつねに合理的・理性的に判断する」という前提でモノを語る人を見かけますが、あれってどうなんだろう?って思いませんか。 「自分は冷静に公平な議論ができるし、そんなの簡単だよね」という人や、 「自分が損をしない選択肢を合理的に選べないやつはアホだ」という人。 インターネット上でも居酒屋でも、こういう人をよく見かけますよね。 だけど、それってホントに簡単なことなんですかね? ああ、なるほど、“自称、冷静な議論者”さんや“自称、合理主義者”さんには簡単なことなのかもしれない。だけど、世間で暮らしている大半の人達のうち、自分の馴染みや贔屓に否定的な見解に直面した時にも冷静公平でいられる人ってどれぐらいいますか?損をしない選択肢を合理的に選べる人ってどれぐらいいるでしょうか?例えば、あなたはどうですか? じゅうぶんな情報が自分に与えられているという“思いこみ” ほんらい、合理的・理性的に判断する

    自分は常に合理的・理性的だと思いたがる人達 - シロクマの屑籠
    nekotetumamori
    nekotetumamori 2010/08/11
    自戒の意を込めブクマ/ブコメ一覧の下の方にある話についてはは私がその背景を知らないので一旦考慮外にしておく。
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