地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 先日「矢倉沢の蛤石」と題して、「新編相模国風土記稿」に矢倉沢村の産物として記された蛤の化石を取り上げました。「風土記稿」では他にも化石を産物として取り上げた箇所があります。津久井県の「貝石」です。 ◯貝石 道志川に產す (卷之百十六 津久井縣卷之一、以下「風土記稿」引用は何れも雄山閣版より) 道志川については「風土記稿」の津久井県図説では◯道志川 水源甲州都留郡奥道志、山伏峠の麓より湧出し、卽奥道志の内月夜野村境より縣内靑根村に沃來り、東方靑野原村に至り夫より靑山村を經て三ヶ木村に至り相模川に入、縣内を流るゝ水路