戦後、小町にあった蛭子神社の氏子さんが現在の小町通り周辺に住んでいたので、「新小町」と呼ばれ始め、その後、この周辺一帯が「小町」という名称で統一されたのがきっかけと推定されます。鎌倉小町商店会は昭和二十七年ごろ誕生しています。 「その昔、現在の小町通りのあたりは、〈瀬戸耕地〉と呼ばれる農道だった。明治二十二年、横須賀線が開業し鎌倉駅が誕生後、少しずつ町が形成されてきた。 〈小町〉という地名は、当初〈蛭子神社〉辺りのことだったが、現在の小町通り周辺に氏子さんが住んでいたため、新小町と呼ばれるようになり、その後この周辺一帯を小町という名称で統一。 昭和二十七年ごろ誕生した〈鎌倉小町商店会〉も昭和四十年代ごろにはお店も増え始め、子どもたちの格好の遊び場であり、夜は大人たちの社交の場としてにぎわいを見せ始めた。」 (『鎌倉こまち今昔』p114) 「新しい方は、元来瀬戸小路と呼ばれていた道ですが、終