Kindle Paperwhiteで読むためには サポータのみなさまには、作品のepubファイルをダウンロードして、お好みのリーダーで読んでいただけます。 KindleのEインク端末で読みたいという方は特に多いのではないでしょうか。 epubをKindle Paperwhiteで読むためには、ファイルを[mobi]形式に変換していただく必要があります。その方法をこちらで説明いたします。 まず、epubファイルをmobiファイルに変換する こちらのページから、Kindle Previewerをダウンロードする(利用条件はそのページにある「利用規約」をお読みください) Kindleプレビューアを起動する Kindleプレビューアの画面上に、epubファイルをドラッグ&ドロップする Kindleプレビューアで書籍が開く。ファイル・メニューから「エクスポート」で[.mobi]ファイルを書き出す 次
昔、といってもそれほど昔ではないのだが、岩波写真文庫という文庫のシリーズがあった。発行していたのは、岩波書店だ。 創刊されたのは一九五〇年くらいではないだろうか。およそ考えうるありとあらゆるテーマをモノクロームの写真で見せていくということを方針にした、知識と教養的な文庫だった。 『いかるがの里』『南氷洋の捕鯨』『野の花−春−』『赤ちゃん』『スイス』『千代田城』『野球の科学』『蝶の一生』『魚の市場』といった感じの、思いつくままかたっぱしからという印象のあるテーマえらびは、タイトルを見ただけで微笑がうかんで… 底本:片岡義男エッセイ・コレクション『自分を語るアメリカ』太田出版 1995年 『ブックストアで待ちあわせ』新潮文庫 1987年所収
方眼のノートが好きだった女性の友人を思い出す。縦の線も横の線も無視して、方眼の上に自由に文字や図を描くのはたいへんな快感なのだと、彼女は言っていた。あらゆるノートが、彼女の場合は方眼であり、手紙もそうだった。 ぼくも、方眼は好きだ。縦と横の二本の線を座標軸だと考えれば、二本の軸の交わるゼロの地点は、一ページのなかにたくさんある。どのゼロを中心にとってもいいわけだから、一ページのなかの自由は広がる、というような理屈を考えてみた。はずれてはいないと思う。 日本の方眼は、きっちりと出来すぎていて、しかも色が濃い。それは見る人を拒否するようなところがある。ヨーロッパの方眼は、人を誘いこむ。そしてアメリカの方眼は、印刷がかすれていたり、太い線があったり細い線があったりする。 写真にあるのは、西ドイツ製の方眼の小型ノートだ。簡単な造りでありながら、よく手になじむところが、ぼくは気にいっている。いろんな
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