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ブックマーク / sumus2013.exblog.jp (12)

  • 銀座細見 | daily-sumus2

    バイトの女性に支払いを済ませ、受け取った古三冊はリュックに収める。外へ出てみると、細い雨が降ってはいるものの、空は明るい。文庫と新書ばかりで埋まっている軒下の均一棚(たまにしかチェックしないのだが)をしばらく眺めていれば止むだろうと思った。案の定、五分もしないうちに雨の勢いは目に見えて弱くなった。 その五分間に中公文庫を四冊発見。なかに安藤更生『銀座細見』(中公文庫、一九九二年再版、カバー画=川上澄生)があってラッキー。これはもちろん『喫茶店の時代』に何度も引用しているのだが、内容は間違いなく面白く、何冊持っていてもいい。古書価は文庫としてはかなり付いている(昭和六年刊の元はさらに)。にわか雨よ、ありがとう。

    銀座細見 | daily-sumus2
    nekotuna
    nekotuna 2022/07/31
    安藤更正だ!
  • レッテル新収 | daily-sumus2

    《田村書店は営業継続ということのようなのでホッとしましたが、初めて入店してから40数年、時の流れを感じます。》

    レッテル新収 | daily-sumus2
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    nekotuna 2022/01/16
    四季書林のラベルが!
  • ツボちゃんの話 | daily-sumus2

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    nekotuna 2021/06/18
    坪内さんのワタクシ性を語ることで、佐久間さんのワタクシ性を見つけているという。
  • 松本竣介遺作展 | daily-sumus2

    『生誕100年松竣介展』図録(NHKプラネット東北/NHKプロモーション、二〇一二年)の年譜によれば、これは昭和二十四年七月十五日〜二十三日に日橋の北荘画廊で開かれた「第3回松竣介遺作展」会場で撮影されたものと考えられる。 写っている人物は、後列左から、鶴岡政男、船越保武、麻生三郎、前列の男性がこの写真の旧蔵者である関博。そして、女性は、松竣介の未亡人禎子、かと初めは思ったのだが、少しふっくらしすぎている。いくつかの図録のアルバムを調べてみると、どうやら禎子の妹、栄子のようである。

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    nekotuna 2021/01/20
  • 慶応三年生まれ七人の旋毛曲り | daily-sumus2

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    nekotuna 2021/01/14
    『やはり坪内の変わらぬモチーフは「東京」なのである。あるいは、もう少し広く解釈するなら、人と時と場所の交錯が坪内を惹き付けて止まないとするべきか』
  • 玉電松原物語 | daily-sumus2

    年末に求めて正月に読み終わったのが、坪内祐三『玉電松原物語』(新潮社、二〇二〇年十月十五日)。『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』とはまったく正反対に始めから終りまで(といっても連載途中で急逝したわけだが)、坪内自身にまつわる記述で占められ、坪内の育った世田谷、玉電松原界隈の思い出がかなり細密につづられている。 坪内は、三歳のとき、初台から世田谷区赤堤3丁目28−26(最寄駅は、玉電松原、京王線下高井戸、小田急線経堂)へ引越し、そこで育った。その赤堤に暮らしたことのある人間なら共感するところもはなはだ多い内容になっている。巻末に「燃える牛と四十七の扉」を寄稿している吉田篤弘のように同じ赤堤小学校の後輩だったなら、これほど面白いはないだろう。燃える牛! すごい光景が昭和三十年代の世田谷で見られた。 坪内は、これまでも、多くの著作のなかで自らの幼少時代や青春時代を語ってきており、それらはそれぞ

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    nekotuna 2021/01/14
  • 山高登蔵書票 | daily-sumus2

    ある方より、ご自身の蔵書票をいくつか頂戴した。その一枚が、山高登(一九九二年五月作)。明治時代の銀座通りだろうか? 柔らかな色遣いがなんともいい感じ。

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    nekotuna 2020/12/17
  • レッテル通信 | daily-sumus2

    ここしばらくの間に頂戴したり、自分で見つけたレッテルを紹介する。まずは南天堂のレッテル。『喫茶店の時代』の挿絵(p253)にも使ったが、またこれは別物を一枚をちょうだいしました。

    レッテル通信 | daily-sumus2
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    nekotuna 2020/04/25
    南天堂のステキだな。
  • おーい六さん 中川六平遺稿追悼集 | daily-sumus2

    二〇一四年、徳正寺で催された百日法要は盛大なものだった。扉野氏に誘われて小生も参加したのだが、その参加者の多さにまず驚かされた。いかに「六さん」が愛されていたかを実感できるものだった。書にはもちろん、扉野氏、荻原魚雷氏も書いているし(二〇一〇年の『sumus』13「まるごと一冊晶文社特集」にも二人は六さんのことを愛情をこめて書いていた)、他にもいい書き手が揃っているのが、まさに中川さんの人徳であろう。そもそもこういうが編まれることがそれを物語って余りある。編集発行人の大河氏も中川さんに誘われて晶文社に入ったのだそうだ(月の輪書林の第二代目アルバイトだったとのこと)。

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    nekotuna 2020/03/01
  • 坪内祐三と岡崎武志の出会い | daily-sumus2

    《岡崎氏来廊。大宅文庫で調べものをしていたら、となりで雑誌待ちをしている人物が「坪内さん」と呼ばれたので、話しかけてみると坪内祐三氏で、AREの縁でその後一緒に事をして、いろいろ話しあったという。紀田[順一郎]氏との絶版文庫のの話は急速にすすんで岡崎氏が編集をまかされることになったそうだ。》 ああ、そうだった、そんな話を聞いたことを覚えている。《絶版文庫の》というのはダイヤモンド社から出ることになる『文庫大全』だろう。この年『ARE』第6号(一九九六年八月)では洲之内徹を特集した(「洲之内徹という男」)。それをいち早く取り上げてくれたのは荒川洋治さんだったが(荒川さんは創刊号のときにも読売新聞のコラム欄で取り上げてくださった)、坪内氏も『週刊文春』の「文庫を狙え」(12)で『気まぐれ美術館』(新潮文庫、一九九六年)を取り上げたときに『ARE』のことにも触れてくれたのだった。さらに『

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    nekotuna 2020/03/01
  • 坪内祐三著作一覧 | daily-sumus2

    坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』(新潮社、2005年2月20日)。これはこのが出た年に上京し、たしか八羽で集まったときにサインしてもらったと記憶している。筆ペンのサインは珍しいね、とAさんが言った。 かわぐち・ただし氏のメールマガジン「関西業界トピックス」の20・02・01−6号に坪内祐三の著作一覧ファイルが添付されていた。すべてかわぐち氏の所蔵だそうだ。 《「1月13日、心不全で死亡」というニュースが伝えられた、坪内祐三の刊行著作一覧づくり・・・。脈絡のない、恥ずかしい蔵書中に、<この人>のものはコンプリート蒐集しよう・・・と、出れば購入してきた何人かの人たちの仕事=著作がありますが、一世代年下の彼も、そうした人のひとりです(でした)。 数年前には、著作をもとにした映画の主人公役で、毎日のように新宿・銀座・神保町を飲み歩く姿を銀幕で晒したのを、京都の小学校跡地の教室改造映

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    nekotuna 2020/02/04
  • 埴原一亟 古本小説集 | daily-sumus2

    善行撰『埴原一亟 古小説集』(夏葉社、二〇一七年八月三〇日)読了。とにかく面白い(文字通り素直に面白い)小説集だった。 私小説のようにも読もうと思えば読めるが、小生の受けた感じでは私小説ではない。作者自身が古屋をやっていたこともあり(昭和十一年、武蔵野線東長崎駅前通りに古屋「一千社」開店)、屑屋の世界にも精通していたわけだが、それはあくまで熟知した素材であって、物語そのものはほぼフィクションではないだろうか。 書のなかで完成度の高いのは「翌檜(あすなろう)」である。ハラハラさせられるのは「生活の出発」で、これは高利貸しの風俗記録としても意義ある作品かと思う。個人的には「かまきりの歌」を興味深く読んだ。一膳めし屋で顔をあわせる浪人中の中学生と初老の男性が仲良くなり、その謎めいた男性の過去が暴かれて行く……と、もうすこし具体的に紹介したいけれど、面白味が半減してしまってもいけないの

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    nekotuna 2017/08/30
    ますます読んでみたくなった。(文中にもでてくる洲之内徹の小説 は 本に纏められているのかな?それも気になる)
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