杉並の母なる川・善福寺川。西荻窪駅北部の善福寺公園内の池を水源とし、区のほぼ中央部を蛇行しながら流れる一級河川で、流域には多くの遺跡があることでも知られています。思想家の中沢新一氏は、善福寺川の湾曲を見たことが著書『アースダイバー』着想の一つのきっかけとなったそうですが、であるならば、この川は今日のまち歩きブームの原点となった場所だと言えるかもしれません。 今回はそんな善福寺川の中流域を、ひとり古墳部として活躍中のイラストレーターのスソアキコさんと、当サイトでもお馴染みの暗渠マニアックスのおふたり(高山英男さん、吉村生さん)と一緒に、それぞれの専門的知見を披露いただきながら歩きます。遺跡発掘現場をピンポイントに訪れる古墳散歩と、下を向いて川や水路の痕跡を辿る暗渠散歩。普段は交わらない視点が交錯しあい、様々な歴史を遡ります。 ※上のイラストマップはスソさん作!ぜひ拡大してご覧ください。 散歩