通じる限りどんなに間違えた英語でも直してこないネイティブの上司。 そんな彼が唯一、黙ってられなくてわざわざ直してきた英語表現があった。 彼がマラソン大会に出る前日に私が一言、 "Break the leg! "(がんばって) と激励した、つもりだった。 すかさず "Break a leg.だよ。the じゃなくてa !" というツッコミが入った。 Break a legは直訳すると「骨折しろ!」という意味だ。 あえて悪いことを言うことで、良いことが起こることを願う慣用表現。 つまり「がんばって!」という意味になる。 その発想が日本人にはよくわからないよ。 aでもthe でもどっちでもよくない? と思い気にしてなかったのだが、ここを間違えることによってすでに慣用表現ではなくなる。 つまりネイティブの耳には「がんばって」じゃなくて「骨折しろ!」に聞こえてしまうと想像する。 珍しくわざわざムキに