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2013年4月1日のブックマーク (2件)

  • 古参のアセンブリ言語使い

    つい先日、ユージン・カスペルスキーは自分のブログで「古参のウイルス作者たちの帰還」について書いたばかりだ。私は彼らのことも、彼らの素晴らしい作品のことも覚えている。彼ら、というのは必ずしもマルウェア作者を指すわけではない。ここで言うのはプログラマーや、コーダーや、アセンブリ言語に長けた人たちのことだ。彼らはちょうど、スカイウォーカーがらみの物語に出てくるヒーローたるジェダイやシスのような、ライトセーバーを持つとパワーとスキルが増す(疑うならヨーダにきいてみるといい)人たちのようなものだ。それから私が思い起こすのは…いや、彼らの真の力を目の当たりにしたのは、ざっとあたりを見渡せば3人くらいのものだろう(私、ユージン・カスペルスキー、それからビル・ゲイツだ)。まじめな話、古参のハッカーの能力を理解するのは難しい。そこで、ユージンがブログで語ったことを具体的にお見せしようと思う。そうすれば、彼ら

    古参のアセンブリ言語使い
  • 必要な無駄。無駄の必要性。 くねくね科学探検日記

    はがきの郵便料金は、昔から全国一律と決まっている。 でも、これって少し不思議な感じがしないだろうか。これでは利用者は、遠いところにはがきを出すほど得で、近距離は損になる。 そういうやり方よりも、きめ細かく距離別料金にすれば、そういう不平等がなくなり、無駄が省けて効率が上がるだろう……。 でも、実際にはそうじゃないんだな。 実はこのやりかたは、18世紀のイギリスの数学者で、世界ではじめて、プログラムで動く機械式の万能計算機、つまりコンピュータの原型を考案した、チャールズ・バベッジの分析にまで遡ることができる。 かつてのイギリスの郵便は、距離別料金を徴収していたらしい。 ところがバベッジは、距離別に仕分けする作業コストと、全国一律料金にしたときのコストを比較して、仕分けに必要なコストが実は非常に大きく、一律のほうがはるかに安上がりになることを数学的に証明したんだよね。 これによっ