8月9日、国連安全保障理事会(安保理)は、北朝鮮が3日に行ったミサイル発射を非難する声明案を協議したが中国の主張に阻まれ断念した。写真は国連の旗。ジュネーブで3月撮影(2016年 ロイター/Denis Balibouse) 国連安全保障理事会(安保理)は、北朝鮮が3日に行ったミサイル発射を非難する声明案を協議したが中国の主張に阻まれ断念した。 3日に北朝鮮が発射したミサイルは、弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)内に初めて落下した。同日に安保理が召集され、米が作成した非難声明案について協議した。 声明の合意に立ちはだかったのは中国。米が地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)を韓国に配備すると決定したことを踏まえ、声明案に「すべての関係当事者が互いに挑発し、緊張を高めるいかなる行為も回避し、北朝鮮の核やミサイル計画の脅威に対処することを口実に北東アジアに新たな弾道ミサイル迎撃態勢を