ブックマーク / www.natureasia.com (2)

  • 血小板の機能に人種による違い | Nature Medicine | Nature Portfolio

    黒人被験者から取った血液中の血小板は、白人被験者由来の血小板よりも迅速に活性化されるとの報告が寄せられている。血小板が活性化されると血液凝固が亢進するので、黒人の方が白人に比べて冠状動脈性心疾患の場合の生存率が低いことが、これで説明できる。 Paul Brayたちは、154人の健康な被験者(人種について、黒人か白人かを自己申告した)から得た血小板を比較し、黒人由来の血小板ではマイクロRNAの1つ、miR-376cのレベルが低下していることを発見した。miR-376cレベルが低いために、その標的タンパク質量も増加していた。この標的タンパク質は、血液凝固を促進する酵素トロンビンによる血小板の完全活性化に必要なタンパク質である。 これらの知見から、特にトロンビン活性を阻害するタイプの抗血栓剤を利用する場合には、抗血栓剤に対する臨床反応に人種的な違いがあることを考慮に入れる必要があることが明確にな

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  • 低線量被曝のリスクが明確に | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    低線量の被曝でも白血病のリスクがわずかに上昇することが、30万人以上の原子力産業労働者を対象とする大規模疫学調査により示された。 米国で盛んに行われている腹部CT。 Credit: semakokal/istock/thinkstock 研究者らは数十年にわたり、低線量放射線被曝のリスクを定量化しようと試みてきた。低線量放射線とは、放射線検査を受ける患者や医療従事者、2011年に事故を起こした日の福島第一原子力発電所から数十km圏内で暮らす人々などが受ける程度の電離放射線(原子や分子から電子を引き離し、DNA鎖を切断することができる放射線)のことである。低線量放射線が健康に及ぼす影響は非常に小さく、あったとしても、辛うじて検出できる程度である。このほど、長期にわたる低線量被曝が白血病のリスクをわずかに上昇させることが、国際的な大規模疫学調査によりはっきりと裏付けられた。この成果は、7月2

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