ブックマーク / wedge.ismedia.jp (18)

  • ネオニコ殺虫剤のハチや人への影響 今わかっていること

    除草剤グリホサートと並んで、批判の的になっているネオニコチノイド系殺虫剤。ハチを殺す、ヒトの健康を害する、と指摘されています。しかし、こちらも科学的事情、各国の制度は非常に複雑です。「欧州連合(EU)は禁止しているのに、日は……」とよく語られますが、それほど単純なストーリーではなく、実際にはEUでも使われています。国内外の主な動きをわかりやすく解説します。 スイカの花に来たミツバチ。ハチは授粉を介して作物生産に大きな役割を果たしてきた(Stephen Ausmus, USDA Agricultural Research Service) ヒトにはより安全な農薬? ネオニコチノイド系殺虫剤(以下、ネオニコ)は1990年代に登場しました。日では現在、7成分が農薬として登録され、よく使われています。それまで多く使われていた殺虫剤に比べ利点が多かったからです。 まず、従来の殺虫剤に比べてヒトへ

    ネオニコ殺虫剤のハチや人への影響 今わかっていること
    nenesan0102
    nenesan0102 2022/08/11
    自分は発達障害だけど、農薬に暴露すると錯乱したり一時的に記憶を失ったりするので、人の脳にもなんらかの影響はあると思う。個人差が大きく感受性の強さによるんだろうな。記憶を無くした時はゾッとした。
  • 台湾の研究者が日本の新型コロナ感染拡大を試算、5万人感染で「第二の湖北省になる」と警告

    新型コロナウイルスの感染状況について、中国・湖北省や韓国などの感染予測を行ってきた台湾大学化学部の徐丞志准教授が、日の公式統計から、感染症数理モデルを使って日の新型コロナウイルスの感染者数の今度の動向について試算を行った。 その結果、「悲観的シナリオ」としては、日の感染者数のピークは4月26日前後になり、日全体の累計感染者総数は5万人に達する可能性があるという試算となったという。徐氏は日の感染状況について大規模な拡大を前提にできるだけ被害を最小限にとどめる「減災」の措置が必要だと指摘している。 徐氏は生物医学が専門で公衆衛生や感染症の専門家ではないが、1月から新型コロナの拡大予測を学生向けに解説し、フェイスブックなどで公表してきたところ、感染の最初の発生地となった武漢のある中国・湖北省や韓国のケースで予測が的中に近い形となり、英雑誌『エコノミスト』にも紹介され、台湾のメディアなど

    台湾の研究者が日本の新型コロナ感染拡大を試算、5万人感染で「第二の湖北省になる」と警告
  • 「不良品を返品したい」非正規雇用で貧困に苦しむ中年フリーターたち

    2040年に日は危機を迎えると指摘されている。高齢化がピークに達し、社会保障費、介護費、医療費、年金が現在より大幅に膨れ上がるからだ。さらに、就職氷河期世代にあたる中年世代のフリーターに対し、何も対策が取られなければ生活保護費が膨れ上がる可能性も指摘されている。『ルポ 中年フリーター』(NHK出版新書)を上梓した労働ジャーナリストの小林美希氏に中年フリーターの実態や人材派遣会社、中年フリーターへの対策について話を聞いた。 非正規雇用で働かざるを得ない事情 ――中年フリーターについては経済誌などでも2040年問題のひとつとして度々問題視されています。 小林:35~54歳で非正規雇用で働く中年フリーターは、約273万人にものぼります。この問題に関して政策が立案され施行されるまでには3~4年かかりますから、世の中に訴えるのは当にこれが最後のチャンスだと考えています。 いち早く目を向けなければ

    「不良品を返品したい」非正規雇用で貧困に苦しむ中年フリーターたち
  • 杉田水脈議員は「LGBTに税金を投入」について具体的な説明を  WEDGE Infinity(ウェッジ)

    何を指して「LGBTのカップルのために税金を使う」と言っているのか、杉田水脈議員の説明がないまま炎上が続いている。このままなし崩し的に、「LGBTが特権扱いされている」かのように語られていいのか。 予算総額の0.01%が「度が過ぎる」支援なのか 「新潮45」10月号の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」が大炎上。9月21日には新潮社の佐藤隆信社長が「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられた」とコメントを発表するまでに至った。 問題となったもともとの杉田水脈議員の記事、「『LGBT』支援の度が過ぎる」(同誌8月号)を読んだ時点から、筆者には一点の疑問がある。杉田議員の言う、「(LGBTに)税金を投入する」とは、具体的に何のことなのか。 「『LGBT』支援の度が過ぎる」という杉田記事の中で最も批判を集めたのは<彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないの

    杉田水脈議員は「LGBTに税金を投入」について具体的な説明を  WEDGE Infinity(ウェッジ)
  • 男の子だってネコ柄弁当箱――励まそうと親戚男性も会社に

    「平成全史」特集後編では、事件、災害、雇用、教育など、主に社会問題について考える。「失われたX年」と、過去の栄光を取り戻そうとするのではなく、令和の時代にどのようなビジョンを描き、実行していくのか?それは、今を生きるわれわれ自身にかかって…

    男の子だってネコ柄弁当箱――励まそうと親戚男性も会社に
  • 〝インチキ治療〟さえ見過ごされる日本のがん対策の現状

    適切ながん治療を受けるための3カ条 ① インターネットの情報はうのみにしない インターネットでは常に正確な情報が表示されるとは限らない。国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」を見るか、無料で相談にのってくれるがん相談支援センターを活用する。 ② その治療が「標準治療」かどうか医師に確認する 「標準治療」とは科学的エビデンスを基に専門家が決めた現在の医学で最善の治療。標準治療をまとめた各学会の診療ガイドラインに準じた適切な治療を受けているか担当医に確認する。 ③ 薬事法上、未承認の治療に注意する 薬事法上未承認の治療は自由診療となり、患者の同意だけで様々な治療が行えるため注意が必要。例えば、免疫細胞療法のうち、がんペプチドワクチン療法や樹上細胞ワクチン療法、NK細胞療法などは科学的に効果が明らかにされていないうえ、高額なものも多い。それらの治療を受ける際には担当医に確認する。 が

    〝インチキ治療〟さえ見過ごされる日本のがん対策の現状
  • うつ病は日本でどのように広まってきたのか

    96年には、約43万人だったうつ病などの気分障害の患者は、2008年には約104万人と2倍以上に増加(厚生労働省の患者調査より)。その間に「うつは心の風邪」といったキャンペーンのもと、精神科や心療内科のイメージは一新し、誰もが過労などのストレスにより、うつ病を発症する、といった認識が広がった。なぜこの約10年間で2倍もうつ病患者が増えたのか。日や北米におけるうつ病の変遷や、うつ病患者がこれほど増えた要因、ストレスチェック制度などについて『うつの医療人類学』(日評論社)などの著作がある、医療人類学を専門とする北中淳子・慶應義塾大学文学部教授に聞いた。 ――現在、日ではうつ病に関し、「ストレスによる病」との認識が広がっているように思います。北中先生が大学院時代を過ごした北米と日では、うつ病をはじめとする精神病についての捉え方にどのような違いがあるのでしょうか? 北中:精神医学では、「こ

    うつ病は日本でどのように広まってきたのか
  • 憲法は、国家が失敗しないための「貼紙」

    憲法は、国家が失敗しないための「貼紙」 木村草太(憲法学者)×出口治明(ライフネット生命保険会長)(前編) 「保険って、憲法と似ていると思うんです」 出口:この対談は、僕がいろいろな先生方に教えを請うという場です。今日は木村先生から「日国憲法」のお話をうかがうことを楽しみにしてきました。よろしくお願いします。 木村:まずは、日国憲法というよりも、「憲法とは何か」というところからお話をしましょうか。 憲法とは、国家権力が過去にしてきた失敗を繰り返さないために、その失敗をリスト化して禁止したもの。言ってみれば貼紙のようなものなんです。 出口:なるほど。 木村:たとえば、小学校には「廊下を走らない」という貼紙がしてありますね。子どもたちが集まると廊下を走り出してしまうのは、人類普遍の原理です(笑)。それを繰り返させないために貼紙をするわけです。 どんな団体や組織にも失敗しがちなことはあります

    憲法は、国家が失敗しないための「貼紙」
  • トランプ支持者たちの貧しい生活が浮き彫りに

    ■今回の一冊■ HILLBILLY ELEGY 筆者 J.D. Vance 出版社 HarperCollins 無名の31歳の弁護士が書いた回想録が今、アメリカで売れている。人も書の冒頭で、を書いて出版するに値する偉業を成し遂げた人間ではないと告白する。そんな人物が書いた回想録がなぜ、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに17週連続でランクインしているのか。最新の12月4日付ノンフィクション単行部門でも4位につけている。 ベストセラーとなった理由は、アメリカを二分した今年の大統領選挙と密接な関係がある。筆者はいわゆる「錆びついた工業地帯」(Rust Belt)と呼ばれるアメリカ中西部のオハイオ州の出身だ。トランプ次期大統領を支持する貧しい白人労働者の家に生まれ育った。自然と回想録の内容も、かつては鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自分の家族も含めた白人労働者階級の悲惨な日常を描く

    トランプ支持者たちの貧しい生活が浮き彫りに
  • ワセジョが結婚できにくい残念な理由

    ある披露宴にお招きを受けたときのことである。新郎も新婦も、日を代表するような企業勤務。どちらも就職人気はすごいので、いいオトコ、素敵な女性が集まる会社である。 新郎新婦の同期くらいの30歳前後では、オトコはほぼみんな既婚。一方で、どっちの会社も30歳以上女性の独身率が高い。しかもみんなキレイで人間的にもできてる感じで、「なぜあの人が独身なのかわからない」と言われそうな魅力的な女性たち。 ボーっと考える。この女性たち、社会人になったときって、さぞかし全世代からモテたんだろうなあーと。20代前半で、まだまだ世間知らずで、無邪気な反応で可愛げがあって、モテないわけがない。あるモデルのようなアラフォー女性がこんなことを言っていた。「20代前半は、世の中には何も怖いものがなかった」。 そりゃ、身近な1人の男性に決めたくなんかないですよね。ましてや、組織の中で使いっぱしりさせられてるような同期の男の

    ワセジョが結婚できにくい残念な理由
  • 子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか

    2014年9月に長野で行われた一般社団法人・日線維筋痛症学会の“子宮頸がんワクチン”セッションの会場に、医師の姿はまばらだった。大半を占めるのはメディアと被害者連絡会の関係者たち。西岡久寿樹理事長(東京医科大学医学総合研究所)による“HANS(ハンス)”についての説明に頷く記者や涙ぐむ被害者連合会の関係者らしき人たちもいる。しかし、ここから医学的なディスカッションが生じる気配はない。 2006年に誕生した子宮頸がんワクチン。原因ウイルスのHPVを発見したツアハウゼン博士はノーベル賞を受賞している(画像:JOE RAEDLE / GETTY IMAGES) 仮説に仮説を重ねて 「病気」をつくる医師たち HANSとは、14年に入ってから西岡氏らが提唱している「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」の略称で、子宮頸がんワクチンを接種した人に起きたと“考えられる”免疫異常を指す。痛みや疲労感

    子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか
  • あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか

    「いずれもこの年齢の少女たちによく見られる症例ですね」 ある冊子に記載された患者たちの症状や経過だけを見た場合、どういう考えを持つかという質問に対し、複数の小児科医・神経内科医・精神科医から寄せられた回答である。ひとつひとつの症例についてコメントや解説をつけてくれた医師もいた。 この冊子は全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会・薬害対策弁護士連絡会・薬害オンブズパースン会議の3団体が昨年5月末に出版した「子宮頸がんワクチン副反応被害報告集」。弁護士が“被害者”人およびその保護者に聴取した内容を記したものだ。 今年に入ってから“被害者”に関するいくつかの書籍も出版されている。“被害者”の少女たちの症状は実に多彩だが、特に神経疾患を思わせる症状についての記述はどれも強烈だ。繰り返し起きる手足や全身のけいれん、「自分の意志とは無関係に起きる」という不随意運動、歩けない、階段が登れない、時計が読めな

    あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか
  • 大前研一氏が斬る「就活」 「新卒一括採用」に国際競争力なし

    世界についていけない 日の「新卒一括採用」 ─最近の新卒採用について、どのように思われますか。 日の新卒採用は、世界の流れについていくことがまったくできていない。新卒で会社に入ってくる人は、ひ弱だね。今のままでは、グローバル化に対応することなんてできるわけがない。彼らは国内の企業できちんと働くこともできないと思う。 私が1970年に日立製作所に入ったときの同期生は、約1000人。新卒一括採用を行っていた。大企業は入学難易度がそこそこの大学を卒業した学生を大量に雇い、時間をかけて育てていた。育てる辛抱強さを失った今もこのスタイルだ。こんな事を未だにやっているのは日だけ。強いて言えば、韓国のごく一部ぐらいしかない。 「大学を卒業した学生の内定率が8割を切った」と大騒ぎをしたり、「新卒後、3年過ぎた者も“新卒”とみなす」としているのは、まさに末転倒で日しかない。 ─海外の新卒採用は、ど

    大前研一氏が斬る「就活」 「新卒一括採用」に国際競争力なし
    nenesan0102
    nenesan0102 2014/03/26
    日本がガラパゴスなのはたしかにあるんだけども、でも、結局のところ多くの人が変わってくれとは望んでないのではないかなーと思うんだよねえ。
  • スーパーカップルの誕生と、その現実に追いつかない社会

    これまで大企業のサラリーマンのは専業主婦が多かった。日では、夫の所得の高いほど就業率が低い傾向がある。ところが、男女雇用機会均等法の制定以来、夫婦とも総合職で働くカップルが増えてきた。これは当然に所得の高い家計を生み出している。では、日で、夫婦で稼いで高い所得を得ているカップルはどれだけいるだろうか。 私は、仕事柄、夫婦でエコノミスト、アナリスト、コンサルタント、ジャーナリスト、大学教授、弁護士、官僚などという、比較的高所得のカップルに出会う機会がある。夫婦で高い所得を得ているカップルは確実にいるが、そのような人々がどのくらいいるかは分からなかった。ところが、最近の統計でそれがわかるようになった。 高所得カップルはどれだけいるか 表は、夫の所得階層ごとにの所得階層を分けて示したものである。表から、夫の所得が1500万円以上での所得も1500万円以上あるカップルは1.1万人いるこ

    スーパーカップルの誕生と、その現実に追いつかない社会
    nenesan0102
    nenesan0102 2013/10/25
    おいこら大学教授、所得高くねーよ涙
  • うつ病の怪 「悩める健康人」が薬漬けになった理由

    厚生労働省の患者調査によると、1996年には約43万人だったうつ病などの気分障害の患者が2008年には約104万人と2倍以上に増え、メディアでも「うつ病」の文字を目にする機会が多くなった。また、国立精神・神経医療研究センターの調査では、精神科で処方される向精神薬の服用により薬物依存症になった患者の割合が2000年から2012年の間で約2倍になったとも報道されている。 かねてより、マスメディアでは精神科医による薬の多剤併用が指摘され、多くの患者が薬から離れられず悩んできた。どうしてこれほどまでにうつ病患者が増えたのか。また薬の多剤併用が繰り返される裏には何があるのか。今回『生活習慣病としてのうつ病』を上梓された、著者で、獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授の井原裕氏に話を聞いた。 ――書の冒頭で「精神科医は患者を薬漬けにしている」と認めざるをえないと書かれていて、現役の大学病院の先生が書

    うつ病の怪 「悩める健康人」が薬漬けになった理由
  • それでも有機野菜をつくる理由

    茨城県土浦市と千葉県柏市――どちらも福島第一原発事故の影響により空間線量が上昇し、農業生産が打撃を受けた土地だ。消費者の「安全・安心」意識と厳しく向き合うことを強いられた生産者たちがそこにはいる。 土浦市で有機農園を営む久松達央さんは、新規就農希望者への講演活動やメディアでの発言も旺盛な、若手有機農家のリーダー的存在だ。 また小川幸夫さんは、ホットスポット報道が加熱するなか柏市で発足した消費者や農家などの協働による「『安全・安心の柏産柏消』円卓会議」に参加し、やはり若手農家たちの精神的支柱となった(円卓会議の1年半の活動は、五十嵐泰正他編『みんなで決めた「安心」のかたち――ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年』 亜紀書房 に収められている。参照記事:「放射能問題 柏が『みんなで決めた』基準値 多様な利害を調整する運動」)。 久松さんは無農薬の有機農家であり、小川さんも父親が作付け

    それでも有機野菜をつくる理由
  • 年間293億円! 手厚い外国人留学生への支援 日本の若者にもっと投資せよ!  WEDGE Infinity(ウェッジ)

    1982年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ノンフィクション作家。一部上場企業勤務を経て、ラ・フェミテ事務所にて格的な作家活動を始め、2012年からラ・フェミニテ代表を務める。主な雑誌は「女性誌研究と現代社会」(第一号~第三号まで)国際性ある文学や芸術性を評価し、女性性を意識した文化活動をしている。著書に『六木発グローバル恋愛』(洋泉社)『ハーフはなぜ才能を発揮するのか―多文化多人種ニッポンの未来』(PHP研究所) 等。2010年にアメリカの出版社と契約。グローバルな作家活動を展開。主な英語書籍は『Tokyo: Departing for Global Love』と『New Rising Sun: The Future of Multicultural Japan』。AppleのeBook storeでiPhone, iPad, iPad touchやKindleよりダウンロード

  • 昆虫学者になりたかった数学者 生き物の脳を数学を使って研究

    研究者――。膨大な数の論文・資料・とともに難しい研究課題に日夜取組んでいる姿が思い浮かぶ。そうした厳しい研究活動をつづける先生方にも子ども時代があり、人生のさまざまな場面で影響を受けたがあるに違いない。 一冊のをめぐる思い・エピソードを聞く、普段あまり知ることのない、“研究と”の関係を伺います。 第1回目は、東京大学生産技術研究所の合原一幸先生。現在、FIRST(内閣府/日学術振興会・最先端研究開発支援プログラム)でおよそ100名の研究者からなる「合原最先端数理モデルプロジェクト」の中心研究者として、数学を使って実社会の諸問題の解決に挑んでいます。難解に見える数式を操る合原先生、実は小さい頃は昆虫学者になりたかったという。“虫好き”に拍車をかけたからお話を伺います。 ――まず、研究者になろうと思ったきっかけを教えてください。 合原一幸氏(以下、合原氏):子どものときから昆虫が好

    昆虫学者になりたかった数学者 生き物の脳を数学を使って研究
  • 1