ブックマーク / www.toibito.com (3)

  • 1. 二つの世界 - 中村桂子 | トイビト

    「どう生きるか」という問いは、人類の歴史上、幾度となく繰り返されてきたものでしょう。しかし今ほどこの問いが、切実になったことはないのではないでしょうか。暮らしの基盤たる共同体が解体し、宗教もかつての力を失った現代、多くの人びとが何の支えもないまま、競争と自己責任の日々を余儀なくされています。私たちはいったい何を間違えてしまったのでしょうか。そして、当に生きるとはどういうことなのでしょうか。ゲノムを基に生きものの歴史と関係を読み解く「生命誌」の創出者、中村桂子先生にお聞きしました。 ――この社会の問題というのはいくつもあると思うんですけど、そのうちの一つに、多くの人が、どのように生きるかを見失っているということがあるように思うんです。インターネットやらAIやらで世の中はたしかにどんどん便利になっているけど、当にそれだけでいいのかなって思う人が――私自身も含めて――最近やっと増えてきたよ

    1. 二つの世界 - 中村桂子 | トイビト
  • 1. 右と左 - 伊藤昌亮 | トイビト

    「ネット右翼」もしくは「ネトウヨ」という言葉が広く用いられるようになったのは2000年代の半ば以降。いずれもネット上で保守的・右翼的な言動を繰り返す人びとを指す言葉ですが、前者はかつての「街宣右翼」や「任侠右翼」からの連想で攻撃的なイメージが、後者は「ネトネト」「ウヨウヨ」といった擬態語からの連想で醜悪かつどこか滑稽なイメージが強調され、その全容や実体がつかみにくい存在でした。彼らははたして何者なのでしょうか。また、その誕生にはどのような歴史的経緯があったのでしょうか。 ――右翼・左翼という概念はそもそも何に由来しているんですか。 もともとはフランス革命時の議会における席の配置ですね。急進的なジャコバン派などが左側に座り、保守的な王党派などが右側に座ったので、進歩的な勢力を左翼、保守的な勢力を右翼というようになったようです。 ――議会の右・左ということだったんですね。 そうです。フランス革

    1. 右と左 - 伊藤昌亮 | トイビト
  • BC級戦犯はなぜ「忘却」されたのか - 奥村隆 | トイビト

    会員登録(無料)していただくと、記事から任意の箇所を抜粋したり、メモをつけて保存できるようになります。 A級戦犯は知っていても、BC級戦犯のことはよくわからないという方は、きっと多いことでしょう。田中宏巳著『BC級戦犯』(2002年、ちくま新書)によると、A級戦犯が国家を戦争に導いた軍部や政府の指導者であるのに対し、BC級戦犯は日軍が占領した地域において捕虜や現地住民に対する残虐な行為を罪に問われた人びとです。命令した士官がB級、実行した下士官以下がC級とされたようですが、同書によるとこの区別に実効的な意味はあまりなかったようです。 BC級戦犯の裁判はアメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダ、フランス、中国、フィリピンの連合国側7ヵ国の主宰により、主に中国大陸や東南アジアなど戦闘があった現地で開かれました(49法廷のうち、日国内はアメリカが主宰した「横浜法廷」だけです)。戦後、連合

    BC級戦犯はなぜ「忘却」されたのか - 奥村隆 | トイビト
    nenesan0102
    nenesan0102 2020/08/31
    数が多いからじゃないかな。思い出したい人は、遺書を集めた書籍である『世紀の遺書』を読もう
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