2000年代に入ってから携帯電話の普及と共に新しい小説の形としてケータイ小説というジャンルが生まれた。その名の通り、携帯電話(特にフィーチャーフォン)でメールを打つような感覚で作られた小説のことだ。携帯電話をエンターテイメントの1つのデバイスとして扱うのが若い世代ということもあり、ケータイ小説は瞬く間に浸透し、Yoshiの『Deep Love』や美嘉の『恋空』などのメガヒット作を生み出した。 2000年代後半に入り、ケータイ小説という新しい文化とスマートフォンの普及と共により多くの人が自身の作品を新たなWEB小説として姿を変え、インターネットで発表するようになっていき、さらなるメガヒットを生み出していく。例えば『王様ゲーム』だ。書籍の累計発行部数が620万部以上にのぼり、実写映画化もされたまさにモンスタータイトルだ。シリーズ化されていて、まだ終わりをみせていないために記録はまだまだ伸ばして