タグ

2020年8月25日のブックマーク (4件)

  • 今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く|しまだあや(島田彩)

    今週末の日曜日、私はユニクロで泣く。 いつも行く、イオンの4階に入っているユニクロで。きっと、震えながら白のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)を手に取って、泣く。 何の話か全くわからないと思うけど、今、たった今3時間前に起きたことを、心臓をばくばくさせながら、今日は書く。 私の家は、奈良にある。近鉄電車の快速急行が止まる駅。そして、家の94%を、地元の20代以下に開放している。(6%は私の寝室)(その話はまたいつか…) その中で、最近よく遊びにくる18歳の青年がいる。以下「R君」とする。 3日前の夜。 R君が、アーバンリサーチの黒いリュックをごそごそしながら、私に言った。「僕、あさってバイトの面接受けるんです」 そして、リュックからノートパソコンを取り出して、小さな声で「志望動機とか、おかしいところないか見てもらえないですかね…」と言った。いいよと言うと、中くらいの声で「や

    今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く|しまだあや(島田彩)
    neofreudian
    neofreudian 2020/08/25
    人間関係が希薄で愛と労働にヨロコビが見いだせない人が増えてるが昨今、こーゆー文章を書く人がウケてることに安堵する
  • いちごオレで乾杯が、ビールで乾杯になる日までの話|しまだあや(島田彩)

    乾杯が好き。 乾杯のあとに飲むビールが好き。 良かったことも辛かったことも、全部ビールにひっくるめて飲む。特に何でもない日でも、「今日もがんばりましたね」って言われてる感じがする。 と書きつつ、実は、結構最近までビールが飲めなかった。 ビールは憧れの飲みものだった。 はじめて憧れたのは、おじいちゃんの法事のあとの会。小学生だった私は、大人たちの小さなグラスに、瓶ビールがどんどん注がれていくのを眺めていた。神戸のおじさんのグラスにも、1回しか会ったことない遠い親戚のおばさんのグラスにも、みんな同じように注がれていた。ビールは、当に大人になったら飲めるんだ、と思った。 私も同じグラスに、オレンジジュースを入れてもらう。瓶から注がれるオレンジジュースは、いつも飲むやつの何倍もおいしそう。ちょっとビールみたいだし。 「じゃあ、乾杯」というおじさんの声で、みんながグラスを上げる。私も上げる。乾杯

    いちごオレで乾杯が、ビールで乾杯になる日までの話|しまだあや(島田彩)
    neofreudian
    neofreudian 2020/08/25
    「遊ぶ、愉しむ、誰かと触れ合う」は愛することと働くことにヨロコビを見出す「精神の健康」を回復するための「自由連想」にも通じる理念だと思った。カフェを作るのも精神分析も「同じ」ことかもしれない
  • 父の前で真っ裸になった話、ユニクロの白T、7日後に死ぬカニ…読む人の心を揺さぶる、島田彩さんの文章の魅力 #noteクリエイターファイル|note編集部

    父の前で真っ裸になった話、ユニクロの白T、7日後に死ぬカニ…読む人の心を揺さぶる、島田彩さんの文章の魅力 #noteクリエイターファイル noteで活躍するクリエイターを紹介する #noteクリエイターファイル 。今回は、作家活動や企画を行う島田彩さんにお話を聞きました。 岸田奈美さんが主催するキナリ杯の準々優勝作品「小学1年生ぶりに、父の前で真っ裸になった話」、ひふみとnoteで開催した「#ゆたかさって何だろう」投稿コンテストでグランプリを受賞した「7日後に死ぬカニ(完結編)」、ユニクロ部に届き店長を泣かせた「今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く」。 多くの人の心を動かし、インターネット上で大きな話題を呼んだこれらのnoteを書いたのが、島田彩さんです。 奈良の自宅の寝室以外をすべて高校生や大学生に開放しているという島田さん。「ピンクが好きな子の誕生日会やったんで」と、ピンクで飾り

    父の前で真っ裸になった話、ユニクロの白T、7日後に死ぬカニ…読む人の心を揺さぶる、島田彩さんの文章の魅力 #noteクリエイターファイル|note編集部
    neofreudian
    neofreudian 2020/08/25
    面白い文章を書ける人尊敬する。し羨ましい。岸田氏が嫉妬に苦しんだのも分かるw
  • 小学1年生ぶりに、父の前で真っ裸になった話|しまだあや(島田彩)

    「お父さん、ヌードを撮ってくれませんか。」 もうすぐ30歳になる私が、父に送ったLINE。 「何言ってんだお前、女友達に撮ってもらいなさい!」 そう来るかなと思ったけど、返事はすぐに届いた。 「了解!前日、下着の跡形つかないように!」 正直、「父親」や「夫」としてはあまり自慢できないけれど、「人」としてはすごく面白い。そんな父の前で、小学1年生ぶりに真っ裸になり、ヌードを撮ってもらったという話です。父が最近あんまり元気ないので、この機会に、父との物語を綴ろうと思います。 1日100万から、倉庫暮らしに 遡ること、30年。いきなり自慢話みたいになるが、父は、1日の撮影で100万以上稼ぐカメラマンだった。 名だたる師匠に弟子入りし、28歳で独立。大手百貨店や海外のハイブランドとかの広告写真も手掛けるような、ファッション業界メインのカメラマンで、大阪では結構有名な方だったらしい。 そんな1日10

    小学1年生ぶりに、父の前で真っ裸になった話|しまだあや(島田彩)