ある夜、それはツイッターから始まった──。 夜廻りをする猫・遠藤平蔵が心を癒やす大人気の8コマ漫画が、 「モアイ」から「コミックDAYS 編集部ブログ」へとやってきました! 毎週月・金曜日の夜(平日のみ)に最新話をお届けします! 第 八三一 話 自由に生きるしずや⑥ 2022年11月7日 このお話はシリーズの6話目です。1&2話、3話、4話、5話 ◀︎ 前へ 次へ ▶︎ モアイでの連載はコチラ
「あんたたち!事故だけはしないようにしなさいよ!」 今から約二十年前、江東区南某駅前のマンションの10階から、目下に溜まっている不良少年たちに大声で叫んでいるおばさんがいた。 当時のそのエリアは、2世以降の中国残留孤児らを中心とした"D"という集団が幅を利かせていた。 グレにグレた少年たちは凶悪化の一途を辿り、新聞やお茶の間を騒がす大事件なども起こしていく事になるのだが、そのおばさんは物怖じもせずに少年たちを注意して回る。 注意して回る、は語弊があるか。 気にかけていた、と言った方が正確かもしれない。 「おいあのうるせえババア誰だよ?」 その集団の十代目の長であるFがそう聞くと、仲間内の後輩Aが「あの人…俺の保護司さんなんです…」と恥ずかしそうに言ったそうだ。 美しく塗装されたCBXのアクセルを数回空吹かししてから、Fたちはその場を走り去る。 不思議なおばさんもいるもんだ。 サイレンサーを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く