興行収入400億円超えと、空前の大ヒットとなった『鬼滅の刃』の劇場版『無限列車編』や、リリースから3か月で約300億円の売上をあげた『ウマ娘 プリティーダービー』。栄枯盛衰の激しいコンテンツ業界の中にあって、なぜこれらのタイトルが爆発的なヒットを成し得たのか? 2021年10月14日に発売された『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』は、そうした疑問を考えていくうえで非常に参考になる一冊である。 本著は、バンダイナムコにてコンテンツビジネスに実際に従事した経験を持ち、現在でもブシロードの顧問などを務める中山淳雄氏が、実務で得た経験をベースにしつつも、半ばライフワークとして調べ上げた詳細な分析内容を、まとめ上げたものだ。 (画像は推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来 | Amazonより) その中では、鬼滅、ウマ娘、Fortnite、荒野行動、半沢直樹など、近
![『鬼滅の刃』大ヒットの背景には、既存のアニメ業界の常識を覆す「視聴の最大化」という流通戦略があった! 1兆円規模の「鬼滅経済圏」が成立した要因を、データから分析する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/49e28bb44559f03ade94882fe85b3688d136b527/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.denfaminicogamer.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F11%2FScreenshot-2021-11-08-17.50.05.jpg)