今から約30年前、アンゴラ内戦の前に同国で撮影された大型アンテロープ「パランカ・ネグラ(Palanca Negra)」(撮影日不明)。(c)AFP/RICHARD ESTES 【7月28日 AFP】27年間の内戦の影響で絶滅が危惧(きぐ)されていたアンゴラ固有のアンテロープ(レイヨウ)がこのほど発見された。同国政府関係者が27日、明らかにした。 ポルトガル語名を「パランカ・ネグラ(Palanca Negra)というこの大型アンテロープは、アンゴラ北部のカンガンダラ国立公園(Cangandala National Park)とルアンド保護区(Luando Reserve)にのみ生息しているが、内戦以後、その存在は、地元住民から寄せられる数えるほどの目撃談や現地に設置されたカメラでまれに確認される程度だった。 内戦が集結した2002年、パランカ・ネグラを発見するためのプロジェクトが立ち上げられ