参院予算委員会をめぐっての空転が続くなか、「対決」しているはずの自民、民主両党の議員が加わる国会議員連盟の発足が相次いでいます。何を意味しているのか。 改憲 改憲を至上命題に連携する議連、地方分権を口実に「政界再編」をにらんだ議連…思惑が入り乱れています。「国会審議がストップするなど、与野党間の対立は激しさを増している。こうした中、にらみ合っているはずの議員たちが仲良く国会外で集うことに、違和感を持つ国民も少なくない」(五日付「東京」社説)という指摘もあります。 「超党派の皆さんが参加したということは、国会議員の中に根強い憲法改正へのエネルギーが充満していることの証拠だ」。四日、新役員体制を発足させた「新憲法制定議員同盟」(参加議員数・百九十一)の総会で、中曽根康弘会長(元首相)はこう発言しました。 「議員同盟」の「顧問」には、党幹事長を務める自民党の伊吹文明氏と民主党の鳩山由紀夫氏が新た