言葉もありません。私は彼女と同年で、しかも、菩提寺が一緒なのです(小石川の真珠院)。「死んだら、お寺ですっと一緒ですね」なんて、冗談を交わしていたのです。 私も今年の夏、胃ガンの手術をしました。幸い早期発見だったので、ことなきを得ましたが、同時期に、私よりはるかに重篤なガンと戦っている彼女を知って、とても言葉をかけられず、ブログを見続けることしかできませんでした。 古書マニアの私にとって、黒岩さんと「古書の森日記」は、最高の先生でした。このような形でこのブログが終了することが残念でなりません。 いくつか、案に上っていた企画が、もう形にならないかと思うと、編集者としても悔しくて仕方ありません。 黒岩さん、じきに私も行きますから、真珠院で待っていてくださいね。古書をたくさん抱えていきますから。