【AFP=時事】(更新)世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は27日、WHOは新型コロナウイルスに関して早期から最高レベルの警告を発してきたと述べ、WHOの忠告に従わない国があったことに遺憾の意を表明した。 【図解】1日の死者数の推移を地域別に示した図 テドロス氏は、スイス・ジュネーブでインターネットを通じ行った記者会見で、WHOは中国以外で確認された感染者が82人のみだった1月30日に「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、新型ウイルスの流行に警鐘を鳴らしたと指摘。「世界はあの時、WHO(の忠告)に注意深く耳を貸すべきだった」と言明した。 テドロス氏は、WHOが「最高の科学と証拠に基づき」当初から適切な忠告を出してきたと主張。一方で、WHOには各国に対して「忠告を聞き入れるよう強制する権限はない」とも
神奈川県医師会が、「不安をあおるメディア」に投げかける疑問 「医療現場の現実を、知ってもらいたいのです」 「私たち医療従事者も、ストレスや恐怖に我慢して戦っています。お願いします。皆さんはぜひ、我慢と闘って、我慢してください」。公益社団法人神奈川県医師会が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する「お願い」のメッセージを発信している。それは、医療現場の実情と、テレビなど一部報道で繰り返される主張への疑問、そして今、人々はいかに行動すべきかを伝えるものだった。約3000字にわたる切実な訴えは、インターネット上で「県民だけでなく、全国民に読んでいただきたい」との声があがり、数多くの人の心に届いている。 クルーズ船の停泊地となり、新型コロナウイルスによる国内初の死亡者が確認され、医療従事者への差別もクローズアップされることになった神奈川県。だからこそ思った。「最前線の現場で本当に起き
【ワシントン時事】新型コロナウイルスをめぐり、中国湖北省武漢市の研究所で行われていたコウモリのコロナウイルス研究の危険性を指摘したり、「研究所が新型ウイルスの発生源」と指摘したりする米メディアの報道が相次いでいる。 【写真】台湾から日本に寄贈されるマスクのサンプル 新型ウイルスは武漢市で最初に発生したが、中国側は発生源の特定を避けている。 FOXテレビ(電子版)は15日、複数の関係筋の話として、新型コロナウイルスの起源は武漢市にある研究所だったと報じた。生物兵器として開発していたのではなく、中国のウイルス研究が米国と同等以上だと示すための取り組みだったという。関係筋は、ウイルスがコウモリから所員に感染し、それから武漢に広がったとの見方を示した。 トランプ大統領は15日の記者会見でこの報道について聞かれ、「それについては話したくない。この恐ろしい状況の徹底的な調査をしている」と述べるにとどめ
新型コロナウイルス感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令される中、テレビ朝日「モーニングショー」などが、行動自粛で人出がなくなった夜の東京・渋谷の路上を多数のネズミが走り回っている映像を報道し、ネット上でも衝撃が走っている。 【写真】スクランブル交差点 行き交う人もまばらに… 8日の「モーニングショー」では、取材する女性記者が、ネズミが走り回っている渋谷で「人はいないんですけど、ネズミだけが縦横無尽に走り回ってます、すごい数…うわっ、うわっ、やだ怖い」とリポートする様子を伝えた。 ネット上では「ゾクッとした」「怖い」「この映像は衝撃」「相当ヤバくないか」とのコメントが相次ぎ、7日夜には現地からネズミを見たとの報告ツイートも。 「ネズミ天国にならないことを願いたい」「駆除したほうがいい」と心配する声もあがっている。
店舗の営業を停止したり外出を禁止したりする都市の「ロックダウン」。世界では新型コロナウイルスの感染が拡大し、多くの都市でロックダウンが行われている。 【全画像をみる】「ロックダウン後の生活は一変する」現地日本人が語る、食料事情・仕事・Twitter疲れとは 日本でも感染者の増加を警戒する状況が続く。東京では3月28日に63人、29日に68人、30日に13人の感染者を確認。小池都知事は3月30日の記者会見で、「 感染拡大を抑えられるかどうか重大な局面だ」と述べ、「 国も緊急事態宣言のぎりぎりの状態と発言している。感染者の動向をみながら、国と連携しながら感染拡大防止に努めていきたい」と話し、将来的なロックダウンの可能性は否定しなかった。 実際にロックダウンに陥ると、市民生活はどうなるのか? ニューヨークとサンフランシスコの2つの都市を中心に、「ロックダウン」後の世界の実体験を聞いた。 感染拡大
自民党が検討している新型コロナウイルスの感染拡大に伴う農業分野の経済対策の骨格が24日、判明した。和牛などの需要を喚起するため、購入を促す商品券を発行。肉用牛肥育経営安定交付金制度(牛マルキン)の負担金免除、花きの次期作支援、人手不足解消に向けたスマート農業の推進などを盛り込む方向だ。 党農林幹部での調整を経て、農林部会が26日にも取りまとめる。その後、同党全体で対策を集約し、政府に提言する。これを見据え、安倍晋三首相は27日に予定される2020年度予算案成立後、経済対策の財源となる補正予算案の編成をただちに指示する見通しだ。 インバウンド(訪日外国人)の減少や外食の自粛で、和牛の需要は激減。牛肉など品目を限った商品券で効果的に消費を促したい考えだ。ただ、党内には他の分野でも商品券の発行を求める意見があり、調整が難航する可能性もある。 牛マルキンの負担金免除は、肉牛農家の資金繰りを支援する
昨年11月、イタリア北部でも“得体の知れない肺炎”が流行していたことをイタリアの医学専門家が明らかにした。中国で新型コロナウイルス感染症が初めて現れた時期である。 イタリア ミラノのマリオネグリ薬学研究所のジュゼッペ・レムッツィ所長は去る19日(現地時間)米国の公営ラジオ放送とのインタビューで「医師たちは昨年12月、また11月にも特に高齢者を中心にとても深刻で得体の知れない肺炎が発病したことを記憶している」と語った。 また先月21日、イタリア北部で最初の地域感染が確認されて以降、なぜ当局はきちんと発病を抑制できなかったのかを説明した。 「これは中国から伝染病の発病が知らされる前に、少なくともロンバルディア(北部の州)ではウイルスが流行していたという点を意味している」として、存在自体が知らされなかった伝染病と闘うのは不可能であったと説明した。 レムッツィ所長は、最近になってイタリアの医師たち
麻生太郎副総理兼財務相(79)の記者会見での対応が物議を醸している。12月10日に行われた会見の冒頭で、幹事社を務める東京新聞の男性記者が「政府が5日に決定した経済対策」について麻生氏へ質問。基金の活用について麻生氏の見解を求めた。 すると麻生氏は訝しげな表情で「何新聞だっけ?」と尋ね、「東京(新聞)です」と答えた記者に対して政府が発表した資料のなかに基金という言葉が使われていないことを指摘。「ブリーフィングのなかでは基金のような……」と口ごもった記者に対して、麻生氏は「あなたの言い方は気をつけなよ。これ、テレビに映ってるんだから。基金って言ったろ?」と質問を遮って注意する。 最終的に記者が発表のなかで基金という言葉が使われていないことを認めると「基金という言葉は対策のなかには使われていないよね。まずそれだけはっきりしようね」と発言。続けて記者に「返事は?」と同意を求め、声が小さかった記者
国内外で人気のある柴犬の中に、独自の血統と特徴を持つ犬がいる。鳥取県固有の山陰柴犬だ。温和で人に従順な性格の小型犬で、山陰地方の人々に寄り添ってきた。戦争や感染病の流行など何度も絶滅の危機に瀕(ひん)しながらも先人たちに守られ、命が受け継がれてきた山陰柴犬。保存活動にあたる山陰柴犬育成会(鳥取県湯梨浜町)は「これからも日本古来の命を未来につないでいきたい」と話す。(坂田弘幸) 【写真でみる】山陰柴犬の特徴のピンと伸びた耳を持つ「こゆず」 ■穏やかな性格 山陰柴犬育成会の活動拠点となっている湯梨浜町の国指定重要文化財、尾崎家住宅。山陰柴犬の4歳の雌の「こゆず」が尾をふりながら駆け寄ってきた。 一般的な柴犬の信州柴犬よりもスリムで引き締まった体つき。顔はキツネに似ていて耳がピンと立っている。穏やかな性格で、初対面の相手にもほとんどほえることがない。 飼い主で育成会会長の尾崎哲さん(61)は「山
札幌市南区の住宅街に出没していたクマが14日に駆除されたことに対し、市におよそ200件の苦情が寄せられています。 南区藤野の住宅街では、クマが家庭菜園を荒らすなどの被害が続いていました。 札幌市は、クマが人に危害を及ぼすおそれがある「問題個体」として、専門家の意見も踏まえ、駆除の方針を決定。クマは14日朝、ハンターによって駆除されました。 「猟友会により、ヒグマ、メス1頭を捕殺しました」(札幌市職員・14日朝) 「駆除はやむを得なかった」とする市に対し、「クマを駆除せず山に返せなかったのか」「捕獲して施設に入れられなかったのか」などの苦情が寄せられています。 14日だけで、およそ200件に上り、道外からの苦情も多いということです。 市の担当者は「苦情に対してきちんと説明していきたい」と話しています。
35人が犠牲になった「京都アニメーション」(京アニ)の放火殺人事件。容疑者である青葉真司(41)は自らも重度のやけどを負ったが、彼が命を落とすと、事件の真相は永遠に闇の中だ。最悪の結末を避けるため、医師たちは懸命の治療を続けている。葛藤と戦いながら。 事件の9日後、津田伸一さん(69)は娘の幸恵(さちえ)さん(41)の遺体と対面した。 「その前日に遺体を引き取っていたのですが、焼死の遺体がどれほどのものなのか聞いてはいましたから、すぐに対面することは出来ませんでした」 と、伸一さんは言葉を絞り出す。 「翌日、通夜の日の朝に家族で唯一私だけが対面しました。だけどね……聞いていた以上で……とてもじっと見られる状態ではありませんでした。でも、やっと帰ってきた。ずいぶんかかったけど、やっと幸恵が帰ってきた、と思いました」 幸恵さんを含む35人の命はなぜ奪われなければならなかったのか――。 殺人事件
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