ブックマーク / synodos.jp (11)

  • シオニズムとは何か――イスラエルの孤立化と軍事信仰の起源/鶴見太郎 - SYNODOS

    シオニズムとは何か――イスラエルの孤立化と軍事信仰の起源 鶴見太郎 歴史社会学、ロシア・ユダヤ史、パレスチナ/イスラエル 国際 #イスラエル#シオニズム シリアやイラクの混迷があまりに衝撃的であるからか、かつてほど注目を集めなくなっているとはいえ、中東における紛争地としてもはや「老舗」となっているイスラエルとパレスチナ。その状況は、現在でも悪化の一途をたどっている。ときが経つにつれ、その解はますます闇のなかに埋もれていく感があるが、この紛争が生じた経緯そのものはそれほどわかりにくいものではない。 ロシアを含むヨーロッパにおけるユダヤ人迫害が契機となって、列強の支援を受けながらユダヤ人がパレスチナ地域に押し寄せ、国家建設を行ったことで、もともと暮らしていた人々(現在ではもっぱら「パレスチナ人」と呼ばれる)や、その同胞としての周辺諸国のアラブ人とのあいだで争いが生まれた、というのが基構図であ

    シオニズムとは何か――イスラエルの孤立化と軍事信仰の起源/鶴見太郎 - SYNODOS
    nessko
    nessko 2024/04/18
  • ハマス・ヒズボラ「抵抗の枢軸」とは何か――中東における親イラン勢力の成り立ちと動向/溝渕正季 - SYNODOS

    ハマス・ヒズボラ「抵抗の枢軸」とは何か――中東における親イラン勢力の成り立ちと動向 溝渕正季 中東地域研究・国際安全保障論 国際 #安全保障をみるプリズム 21世紀において、イラン・イスラム共和国ほど、その戦略的目的のために国外の非国家武装勢力を活用することに成功した国家は他に例を見ない。レバノン、シリア、イラク、イエメン、そしてパレスチナ占領地で展開される紛争において、イランの支援を受けた勢力は、同国が国境を越えて政治的影響力を行使し、地域の敵対者たちに対して優位性を確保する上で大きな役割を果たしている。 1979年の革命以降、イランにとって最大の脅威は米国および地域におけるその同盟勢力(主にイスラエルとペルシャ湾岸諸国)であった。イランのアリー・ハメネイ最高指導者は2014年6月、支持者たちを前に「われわれは世界的な傲慢勢力による挑戦に直面している。率直に言おう。問題は米国が引き起こし

    ハマス・ヒズボラ「抵抗の枢軸」とは何か――中東における親イラン勢力の成り立ちと動向/溝渕正季 - SYNODOS
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    nessko 2024/02/15
  • UNRWAと戦後日本の歩み:日本政府によるパレスチナ難民支援の源流を求めて/鈴木啓之 - SYNODOS

    1953年に、日政府はパレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金提供を決定した。以来、70年にわたって日はパレスチナ難民への支援を続けている。なぜ戦後間もない日が、遠く離れた中東で発生した難民支援に乗り出したのか――、この問いを「宿題」として私に投げかけてきたのは、UNRWA保健局長の清田明宏医師だった。WhatsAppでの軽妙な誘いに乗った私は、外務省外交史料館を訪ねることになる。そこで僅かながら目にした当時の資料から、戦後日の国際社会への復帰の通過点に、UNRWAへの資金拠出があった可能性が浮かび上がってきた。 国連からのアプローチと日政府の対応 UNRWAについてまとめられた最も古いファイルは、『国際連合総会補助機関関係雑件:パレスタイン難民救済機関関係』である。このファイルには、1952年から59年にかけての外交資料が綴じられていた。そのなかで、UNRWAへの拠出を

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    nessko 2023/10/31
  • 安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること/児玉真美 - SYNODOS

    尊厳死法制化をめぐる議論で、尊厳死を推進しようとする人たちの中から「既に安楽死や自殺幇助を合法化した国では、なんらおぞましいことは起こっていない」という発言が出ることがある。私はそうした発言に遭遇するたびに、そこでつまづき、フリーズしたまま、その先の議論についていくことができなくなってしまう。 「おぞましいこと」は当に起こっていないか? それとも現実に何が起こっているかを、この人は知らないのか? しかし、これだけ尊厳死法制化に積極的に関わってきたこの人が、当に知らないということがあるだろうか? それとも現実に起こっていることを十分に承知していながら、なおかつそれらをこの人は「おぞましい」とは思わない、ということなのだろうか? ……目の前の議論から脱落し、そこに立ち尽くしたまま、私の頭はこだわり続けてしまう。 2006年の夏から、インターネットを使って介護と医療に関連する英語ニュースをチ

    安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること/児玉真美 - SYNODOS
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    nessko 2022/10/20
    「なんで生きてるか」とかメディア上で語る男ってぜんぶアホ面さらしてるという現実を指摘した方がいい。どうも一部の男にはある年代になるとああいうことを言いたがる人がいるというのは分かるので、アホ指摘付けて
  • ウクライナ戦争と「ナラティブ優勢」をめぐる戦い/川口貴久 - SYNODOS

    はじめに ロシアによるウクライナ全面侵攻から3カ月弱が経過した現在、ウクライナ軍は首都キーウに迫るロシア軍を押し返したものの、東部ドンバス地方や南部では激しい戦いが続いている。陸・海・空・宇宙に次ぐ、第五の戦場「サイバー空間」や第六の戦場「認知空間」【注1】でも、ウクライナロシアの戦いが繰り広げられている。ロシアの「情報安全保障」という枠組みの中で「サイバー空間」「認知空間」が峻別されているかどうかは別として、これまでのところ認知空間での戦いはウクライナや米欧が明らかに優位に立つ【注2】。 日でも情報戦への関心が高まっている。防衛省が2022年4月1日、防衛政策局調査課に「グローバル戦略情報官」を新設し、偽情報や対外発信の戦略的意図を分析するという。 そこで稿はウクライナ戦争をもとに、情報戦・認知戦で用いられる情報の一種である「ナラティブ」および「ナラティブ優勢(narrative

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    nessko 2022/05/22
  • 生物と非生物の境界、ウイルスとは何か/中屋敷均 - SYNODOS

    世に多くある「境界」の中でも、人にとって最も冒しがたく明確な境界というのは、「生」と「死」の境界であろう。「生きている」ことと「死んでいる」こと、あるいは「生物」と「無生物」。その間には相互の往来が不能な絶対的な境界があると、思われがちである。しかし、結論から言えば「生物」と「無生物」の境界は、一般に思われているよりはるかに曖昧なものだ。その曖昧さを生み出している存在の一つが、稿の主役、ウイルスである。 昨年『ウイルスは生きている』(講談社現代新書)というタイトルのを上梓させて頂いたが、このタイトルに対する反応には、正反対の二つのものがあった。一つは「ウイルスが生きてるって、当たり前じゃないの?」というものであり、もう一つは「こりゃまた、ずいぶんと挑戦的なタイトルですね」というものである。典型的には、前者は一般の読者から、後者は生物学に知識がある人からの反応である。 「ウイルスが生きて

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    nessko 2020/04/12
  • 地下鉄サリン事件から20年――いまだ後遺症に苦しむ被害者たち/木村晋介 - SYNODOS

    20年前の3月20日、首都の地下鉄3路線5方面の車両に、猛毒ガス・サリンがまかれた。事件は5系統15の駅で同時多発的に発生し、被曝した13人が死亡、約6500人が重軽傷者を負うという大惨事となった。 被害者は都内278の医療機関に搬送され、あるいは自力でたどり着いた。都市に毒ガス兵器が散布されるという無差別テロは、空前絶後のことで、医療機関も、あるはずのないサリンという物質を前に、困難な対応をせまられた。 その前年の6月27日には、死者8人重軽傷者660人を数える松サリン事件が起きていて、その被害者の治療に当たった医師からは、比較的早期にその経験が伝えられた。だがそれでも、想定外の毒ガステロ被害者に対する対応に様々な困難があった事は否定できない。 被害者のほとんどは、いつもの駅からいつものように地下鉄で通勤・通学するごく普通の市民だった。その、通勤通学のピーク、午前8時が狙い撃ちされたの

    地下鉄サリン事件から20年――いまだ後遺症に苦しむ被害者たち/木村晋介 - SYNODOS
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    nessko 2015/03/20
    >R・S・Cの行ってきたメインの被害者サポートは、毎年秋に実施する被害者への無料健康診断である。19年間でのべ6029件に上るデータが蓄積、サリン被曝のような有機リン中毒は一過性のものと信じられていたが、覆った。
  • シリア・アサド政権はどのように必要とされているのか?/青山弘之 - SYNODOS

    「アラブの春」がシリアに波及して、この3月15日で4年が過ぎた。「今世紀最悪の人道危機」と評される同国の惨状は、今でも「独裁」対「民主化」という勧善懲悪のもとで捉えられることが少なくない。「アサド政権が20万人以上の市民を虐殺した」、「アサド軍は「樽爆弾」を無差別に投下し、市民を殺戮している」といった批判がその典型だ。 むろん、国内では、シリア軍の作戦で多くの人命が絶たれ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、人口(約2,200万人)の半分に相当する1,000万人が被災し、650万人が国内外での避難生活を余儀なくされている。しかし、実証や裏付けを伴わない一方的な批判は、もはや暴力停止に向けた建設的議論をモラトリアムするための口実にしか見えない。 今日の混乱は、政治犯の釈放や地方行政の改革を求めて2011年3月に始まった散発的デモに、バッシャール・アサド政権が過剰とも言える厳しい弾

    シリア・アサド政権はどのように必要とされているのか?/青山弘之 - SYNODOS
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    nessko 2015/03/20
    >(欧米の)真意は、勝者もなく、敗者もない混乱状態の持続こそが、欧米諸国にとってもっとも好都合だということだとも解釈できる。 # サイテーやな にほんもそのなかまかいな orz
  • シリア「トルコはシリア領内における一切の『領有権』を喪失した」 / SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) | SYNODOS -シノドス-

    2015.02.24 Tue シリア「トルコはシリア領内における一切の『領有権』を喪失した」 SYNODOSが選ぶ「日語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) シリア外務省はトルコがシリアにおける一切の「領有権」を喪失したと明言…反体制派はアンカラとの「調整」を経て、敵対行為を正当化…ボカリ・パキスタン上院議長は解決策に向けた指導部の開放的姿勢を賞賛…テロは「ダブル・スタンダード」の結果 ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長は、武装テロ集団の脅威が「国境を越えおり、いかなる国家の国境によってもい止められない」と強調する一方、パキスタン元老院(上院)のサイアド・ナイヤル・フセイン・ボカリ議長は「対話を通じた危機解決をめざすシリア指導部の開放的姿勢をパキスタンが賞賛しており、シリアに平和がもたらされることを希望する」と述べた。 SANAによると、ボカリ元老院議長は昨日のラッハーム

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    nessko 2015/03/01
  • なぜアサド政権は倒れないのか? ―― シリア情勢の現状と課題/髙岡豊 - SYNODOS

    なぜアサド政権は倒れないのか? ―― シリア情勢の現状と課題 髙岡豊 現代シリア政治 / イスラーム過激派モニター 国際 #シリア#アサド#イスラム過激派#アサド政権#化学兵器#シリア情勢 2013年6月、アメリカのオバマ大統領は「シリア情勢の悪化」に懸念を表明するとともに、アサド政権が化学兵器を使用したと主張、反体制派向けの支援強化を発表した。 たしかにシリアの情勢は悪化している。しかし、この段階でアメリカをはじめとする西洋諸国や報道機関が言う「情勢の悪化」は、シリア人の生活や権利の状況が客観的に悪化していることを意味するのではなく、シリアの反体制派にとっての状況や戦況の悪化を意味している点に注意が必要である。 これを受け、6月22日にドーハで開催された11カ国閣僚会合は反体制派への武器供給をはじめとする支援の強化で合意したが、その意図は現在の政府軍優位の戦況を反体制側が有利になるよう変

    なぜアサド政権は倒れないのか? ―― シリア情勢の現状と課題/髙岡豊 - SYNODOS
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    nessko 2015/03/01
  • 「大正デモクラシー」はどうして戦争を止められなかったのか/成田龍一氏インタビュー - SYNODOS

    社会運動、政党政治、普通選挙――民主主義的な言論や運動が活発に行われた「大正デモクラシー」。しかし、その後日戦争の時代へと突入してしまう。なぜ大正デモクラシーは戦争を止められなかったのか。歴史学者の成田龍一氏に話を伺った。電子マガジンα-Synodos vol.142より、一部を転載。(聞き手・構成/山菜々子) 「大正デモクラシー」とはなにか ―― 今回は、「大正デモクラシーはどうして戦争を止められなかったのか」というテーマでお話を伺えればとおもいます。まずは、「大正デモクラシー」はどのようなものだったのでしょうか。 まず、「大正デモクラシー」という言葉についてですが、これは同時代に使用された言葉でもなければ、歴史用語として定着しているわけではありません。論者によって「大正デモクラシー」といったときの時期や内容や評価が様々です。「大正」という元号と、「デモクラシー」というカタカナとが

    「大正デモクラシー」はどうして戦争を止められなかったのか/成田龍一氏インタビュー - SYNODOS
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    nessko 2014/02/17
    それまで戦争は勝ってきてたんだから、戦争に対する見方が相当今とは違ってただろうね。
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