第2次安倍政権の発足後、ある編集者から「安倍晋三の評伝を書かないか」と提案を受けた。だが、私は断った。面白い評伝になるとは到底思えなかったからである。 今も昔も人物評伝はノンフィクションの華だが、それが成立するには不可欠の条件がある。対象が善人だろうと悪人だろうと、政治…
第2次安倍政権の発足後、ある編集者から「安倍晋三の評伝を書かないか」と提案を受けた。だが、私は断った。面白い評伝になるとは到底思えなかったからである。 今も昔も人物評伝はノンフィクションの華だが、それが成立するには不可欠の条件がある。対象が善人だろうと悪人だろうと、政治…
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朝日新聞の慰安婦と吉田調書をめぐる虚報問題は、特に慰安婦に関しては以前から定説化していたこともあり、報道内容の間違い自体に驚きはありませんが、虚報を認めた後の朝日新聞の態度は衝撃的です。 朝日新聞を始めとしたマスメディアに追及されて辛酸を嘗めた数々の企業や個人、そしてその過程で生まれた不祥事対策の専門家たちは、朝日新聞社のあまりの体たらく、その幼稚ぶりに、にわかに信じられない思いを抱いているに違いありません。 マスメディアの堕落は何も日本だけには限らないものの、これほどの無責任は他の先進国では見られません。日本のマスメディアの鏡であることを自認してきた朝日新聞のクズっぶりは、日本のマスメディアの特異な歪みと後進性の現れに他なりません。 では日本と他国のマスメディアの違いはどこにあるのでしょうか?その違いは、朝日新聞の常套句である「戦争責任」との向き合い方、「戦争と新聞の関係」の捉え方の違い
5/19放送の「あさイチ」では「女の人生2度おいしく~タカラジェンヌの第2幕~」として退団後のタカラジェンヌの活躍が紹介された。今年、100周年を迎えた宝塚歌劇団。これまでに宝塚を支えたタカラジェンヌは4400人を超えているそうだ。 人生を切り開くタカラジェンヌがすごい 退団後、宝塚で学んだ哲学を大切にしながら他業種に挑戦しているタカラジェンヌたち。 34歳で歯科医を志した桝谷多紀子さんは、宝塚時代に教師から言われた「あなたがやらないから出来ない。やれば出来るのよ」という言葉を胸に努力を続け、45歳の時に国家試験に合格。 桝谷さんは「人間はいつかできるんだということを宝塚で学ばせていただいた。努力さえすればいつかできる」と語っている。 タカラジェンヌが大切にしている「ブスの25箇条」 また、番組内で鍼灸師になった橋本実瑞貴さんが大切にしている哲学として「ブスの25ヶ条」が紹介され、話題にな
もう5年くらい前、 リクルートでGM(ゼネラルマネージャー)になって半年くらいした時の話。 組織が変わり、全ての商品企画組織を担当することになった。 別の商品のチームが加わったタイミング。 前任の組織で設計されていた計画はどう見積もっても達成できそうになかった。 このままいくと、組織全員達成できないという状況に追い込まれる。 マジで困ったなと思って、今IndeedでCEOをやっている出木場さんに相談しにいったことがある。 ※出木場さんの最近の記事 日本とアメリカのエンジニアを取りまく環境の違い WIRED.jp 「出木場さん、新しい組織の目標がはじまった瞬間から達成できる気がしません」 「お前、それはGMの責任だよ メンバーを達成させていくのもGMの責任だ」 と一蹴されました。 「前任の計画がどうのこうのとか、しょぼいこと言ってんじゃねーよ」 「新しい事業つくってんだろ?成長しないでどうす
この間、Facebookでこんなのがたくさんシェアされていた。 学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話 またよくある情報商材かよと思った。続きを読もうとすると みたいになんで読むだけでここまでのデータを渡さないといけないんだよと思って放置したわけですが、仕事仲間が読んでいてちょうどこの話題になりました。中学受験で灘中に一応合格したけど1年で退学というヘッセの「車輪の下」のハンス並みの経験値を持つ自分としては、「1年で偏差値40なんてありえん」と最初から半信半疑だったが、どうも書いたのは実在の塾の先生で、リアリティがないわけでもない。まるで嘘だったら塾の父兄からクレームになるとは思ったのだが、ググったらいろいろなものがどっと出てきたので信じないことにした。 まあ、塾は競争が厳しいから競争相手が自演している可能性もあるけどね。(これ
新風連がまだカルデロン一家の件で騒いでいた事は知っていたけれど,今までエントリにしてこなかったように思う。ので罪滅ぼしもかねてエントリを上げる。 日本中を騒ぎに巻き込んだ不法滞在フィリピン人カルデロン一家(埼玉県蕨市在住)が日本での居座りを要求した問題で、同市議会が一家の長女ノリコ・カルデロンの「学習を保障するべき」との理由で「在留特別許可の付与を要求する」との意見書を全会一致で採択・提出したことに対するものだ。ご報告! 蕨市役所への申し入れ! - 新しい風を求めて お前ら根本的に現行法規を知らないだろ? としか言いようのない,胸のドス黒くなるような光景だ。この件についてはなたさんの批判で全てが片づく。両親はすでに母国へ帰っている。すでに解決した話を蒸し返す意味はないし、再入国への働きかけには何の問題もない。「不法残留者と凶悪犯罪事件」の話は、カルデロン一家がなんの問題もなく平和に暮らして
[追記]なんか凄いことになっている!すいません!ちょっとお礼も兼ねて文末に追記しました。 こんなことは直接いえないし、かといって黙ってるのも癪なので、ここに書く。 年度は内緒だけど、学振特別研究員に採用された。それは、ま、努力と、大部分は幸運によるもので、それは良かった。 で、うちの院は極端に学振持ちが少ないので、この時期になると、「書類作成のコツを教えてください」とかいう名目で、講習会に呼ばれたりするわけだ。あるいは、「後輩を指導しろ」とかね。 それはいい、というか、俺自身も、いろんな人に「書類作成のコツ」を教えてもらったわけだから、それを還元しなくちゃな、とは思う。 思うし、それなりに、教わったことと、俺自身が体験したことを、きちんと伝えているつもりだ。 ただ、俺は、あいつらはゆとりだから、なんて言って思考停止するヤツはアホだと思っているけど、つい思考停止してしまったね。 あのプライド
今年の日本経済を振り返ると、最大のサプライズは年末に明らかになったトヨタの赤字だろう。かつてトヨタは、向かうところ敵なしだった。奥田碩氏が経団連の会長だった時代には、財界の政策立案を行う渉外部に70人ものスタッフを擁し、経済政策を動かした。電波政策にまで口を出し、通信業者が使うはすだった710〜730MHzにITSが割り込んだ。 トヨタは「環境にやさしい」自動車を宣伝しているが、環境に一番やさしいのは不要な自家用車を減らすことだ。交通事故を減らすもっとも効果的な方法も、車を減らすことである。そんなことは自明だが、車に依存して道路を建設している政治家も、交通警察官の雇用を維持している警察もそれはいわない。奥田氏の「マスコミに報復してやろうか」という発言にも、メディアは沈黙した。トヨタが暗黙の「検閲」をやっていることは、業界ではよく知られているからだ。 トヨタが悪いのではない。トヨタ以外に
正社員だって整理されちゃう時代なら、内定を取り消されたって仕方ないだろって気もする訳ですよ。で、問題は内定取り消しそのものじゃなくて、それが今後のキャリアに大きく響いてしまう新卒偏重の方なんだよね。ところが首相のコメントとか労働基準監督署の指導とか、おかしな方向に走っている。役人も記者も新卒採用が多いから、自分が暗黙のうちに差別を認めていることに気づかないのかな。 どこの馬の骨ともつかない一般学生に100万やろうという話がでて、社会がそれに「かわいそうだ」とか同情する一方、100万円もあれば生きる事ができるかもしれない就職氷河期世代の非正規労働者に、本質的な意味での同情の声は上がらないわけですよ。 麻生太郎首相は10日午後の参院予算委員会で行われた経済・社会保障に関する集中審議で、企業による新卒者の内定取り消しが増えていることについて「これから(社会人として)スタートする人が、かなり大きな
「中学校の頃はおとなしくて真面目な奴だったんですが、まさかあんなことやるなんて・・・」 まさかではなく、当然なことだと僕は思う。 おとなしくて真面目な奴は、聞き分けが良いから、学校の先生は安心しきってケアもせず、 別の問題児(ヤンキー・DQNやら保健室登校者のたぐい)の方にしか目がいかない。 おとなしい奴は自発的に悩みなんて打ち明けないからため込むのは必定。 とすれば、あんなことやるのは時間の問題というわけ。 安心しきってる学校の先生は非難されてしかるべきだと思う。元ヤンや保健室登校者が無差別殺傷したなんて話聞いたことないし。 ヤンキー効果もあるし。ヤンキー効果とは、「ヤンキーがたまに真面目に掃除をやると、やるのが当然なことなのに異常にほめられる」という現象のことを今名付けたものだ。 ほんと真面目な人間にバカを見せる教育だよ。 こういうことって、教育論(?)とかで議論されてることなのかな。
追記 補足となる論考をあげましたにゃ。この花は、まことの花にはあらず@風姿花伝 - 地下生活者の手遊び 7/7 1:25 追記ここまで 皿の上のリンゴ - 地下生活者の手遊びで紹介した非常勤の美術講師と茶飲み話をしましたにゃ。彼によると、「ある種の【囚われた】タイプがどうも最近増えてきたのではないか」というのですにゃ。 「その、ある種の【囚われた】タイプってどういうのなのかにゃ?」 「他人と同じことをやりたくない、というやつ」 「そういうの、昔からいただろにゃ?」 「増えてるし、かたくなになっている」 音楽もそうなんだろうけど、美術についても実は「理系」といっていい部分が結構ありますにゃ。遠近法とか色彩理論とかいうプロとしては身につけなければ話にならにゃー理屈はほとんど理系的なアタマの使い方を必要とするし、デッサンの構図には「正解」といっていいものがありますにゃ。このあたりの基礎理論とか「
小飼さんの書評が気になって『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書)』を買いに走った。ロスジェネのひとりとして非常に共感できる内容だ。僕も感じていた親や社会への違和感について淡々と社会学的に分析しつつ、諧謔を交えて繊細なコトバにまとめるセンスはタダモノではない。これなら不毛な論争を惹起せず、勝ち組、負け組、老若男女を問わず課題を共有して対話を始め得るのではないか。 評に反して極めて現実的かつ建設的な政策提言も行われている。年齢差別の禁止や中途採用中心の人材登用は諸外国では一般的で、その気になればすぐにでも実現できる。非正規雇用の比率制限も、業種業態によって不公平が生ずる懸念もあって個人的には反対だが、正規雇用と非正規雇用との格差是正と階層間流動性の担保は何らかのかたちで進める必要がある。 しかし日本はいつから、著者のいうところの「羊狩り社会」となってしまったのだろ
ベーシック・インカムを導入したらどうなるか試算してみる 私の五人国家のベーシックインカムよりずっと現実的な試算ですが、やはり、全く不可能なことではないことがわかると思います。 もちろん、さらに精緻に考えていけばいろいろな困難が出てくると思いますが、私は国力増強策として、日本という国の為にこれをやるべきだと考えています。 なぜかと言えば、一国の経済にとって労働人口より暇人の総数が重要になり、それによって国力が左右されるようになるから。 ブログサービスの供給者になって考えてみればわかりますが、みんなが汗水流して朝から晩まで働いていたら、ブログを書いてくれる人はいないでしょう。ブログというのは、まず数が無いと面白いものは出てこないし、最初から面白いブログを書く人を見つけることは無理。それにたくさんのブログがからみあうことでコンテンツの魅力が増すので、とにかく暇人がいっぱいいる国の方が楽にトラフィ
「今回民主党が勝ったのは国民が馬鹿だからだ」 「民主主義は衆愚政治にしかならない」 「我々のように一生懸命国のことを思っている人間とテレビしか見ないアホと同じ一票なのは間違っている」 なんつー意見が結構あるので、ちょっち考えてみたい。 なぜ一票は平等なのか。 ちょっと前まで、 「政治の事をよく知らない一般人は政治のことをよく知っている賢人にまかせるべきである」 という意見によって構築された政治体制の大国があった。 その名をソビエト連邦という。 一般ピープルのなかで頭がよかったりよく政治を知っている人間だけが共産党員になれて、 その共産党員の中でさらにエリートが幹部になれて、その幹部の内でも一番優秀なのが国のトップに収まる。 こういう理念のもと、ソビエトは動いていった。 確かにこの方法なら、盧武鉉や安倍晋三みたいなアホが国のトップになることは絶対にない。 しかし、結果はみなさんご存知の通りだ
俺は中国人は嫌いだ。でも仕事を一緒にしている中国人の朱さんは物腰も穏やかで知識もすごいし、だからと言ってそれをひけらかしたりもしないし仲良くやっている 俺は韓国人も嫌いだ。でもこれも仕事を一緒にしている韓国人の金さんは日本語は不自由だけど仕事は速いし、一度注意したミスは二度と間違えないし、日本語を覚えるスピードも半端ない。この人も一緒にお酒を飲みに行く仲間だ 俺はDQNも嫌いだ。でもバイトをしてた頃にいた地域で一番のDQN高の生徒だった古谷君は思ってる事はすぐに口にして社員には嫌われていたけれど、言ってることは間違いじゃないし、仕事の覚えも速かった。「母親が妹に手を挙げるのをやめさせたいんだけどどうすればいいっすかね?」なんて相談されて徹夜で話し合った挙句に一緒に家までついて行ったっけ。 俺はギャル(死語っぽいけど)みたいな奴も嫌いだ。でもバイトにいた桜井さんはいかにも格好をしていたけれど
ちょっと今年に入ってから業界批判みたいな偉そうなエントリをあげてちょっとアクセス数が増えたことが、何か気恥ずかしいというか、自分もインサイダーのくせにという、後ろめたい気持ちがある。半人前ディレクターのくせに、匿名という覆面をかぶって何を評論家ぶっているんだと、正直、自分自身に対して嫌悪感がこみあげてきているところだ。 悪どい視聴率主義や、テレビ業界の既得権益構造を批判し続けたところでここ数年、何か良い変化があったのかといえば、虚しい思いを禁じ得ない。そもそも私たちは、良い仕事をしたクリエイターに対してその労を讃えるという行為をどれほどしてきただろうか。悪いところを叩いて、良い面を伸ばすというのは、ある意味、当然なすべき表裏一体のアプローチのはずだ。 そんなわけで実は最近、まったく別のところで、できるだけ良い番組を紹介しようという新しいアクションも始めている。これはこのブログとは全く別人格
イラク派兵に象徴されるように「法の支配を完全に無視する」 政府・自民党に大きな失望を隠さない小林さん。 立憲主義を守らせるために、権力者の堕落をこれ以上許さないために、 私たちにできる二つのやり方を提示してくれました。 こばやし・せつ 慶應義塾大学教授・弁護士。 1949年生まれ。元ハーバード大学研究員、元北京大学招聘教授。 テレビの討論番組でも改憲派の論客としてお馴染み。 共著に『憲法改正』(中央公論新社)、『憲法危篤!』(KKベストセラーズ) 『憲法』(南窓社)、『対論!戦争、軍隊、この国の行方』(青木書店)など多数。 法の支配を平気で無視するというのは、小泉首相を中心とする二世、三世議員の独特の世界ですよ。これまで政府としては、法制局の解釈に縛られて、国内で自衛戦争はできるけれど(専守防衛)、海外ではいかなる理由であれ戦闘行動をしたり他国の軍隊の戦闘行動と一体化してはいけないと言って
賃金の安い中国人やインド人との競争のせいで、日本人の賃金が下がってるなんて、ウソなんだ。 そもそも、国際競争によって賃金が下がるなんて、あり得ないんだ。 どんなに中国人やインド人が安い賃金で激しく働こうが、そんなことには関係なく、日本人の労働の価値自体は、変わらない。 サンマを一箱分、築地から目黒まで運ぶ労働の価値は、30年前と今でなんの変わりもない。100年前も変わらないし、100年後にも変わらない。貿易をしても、競争をしても、イノベーションが起きても、変わらない。 イノベーションによって日本人の労働の価値は常に上昇しているし、国際貿易をして、お互いが豊かになることはあっても、競争のせいで生活が貧しくなるなんてことはあり得ないんだ。 だから、同じ労働に対して支払われる賃金も変わることはない。 グローバリズムそれ自体のせいで、賃金が下がったり労働条件が悪化していくなんて、あり得ないんだ。
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