大喜利で競うDAOをつくってみたこうした話を聞くうちにDAOにまつわる知識を深めたくなり、友人のジャクソン・スミスに相談してみた。ブロックチェーンの利用を含む教育基盤の改善に注力する非営利団体「Learning Economy Foundation」に所属しているスミスは、同僚と一緒にETHDenverに出席していたのである。こうして、明るく好奇心旺盛な20代の白人男性といった感じの典型的なWeb3のエンジニアである彼らが、DAOの構築を快く手伝ってくれることになったのだ。 そこでETHDenverのメイン会場の近くにあるバーの2階に彼らと集まり、アイデアを出し合った(彼らのことを「開発の中核を担うデベロッパー」と呼ぶと、ETHDenverの参加者は驚いていた)。 まず最初に、DAOの目的を決める必要がある。スミスの提案は、ユーモアに特化したDAOというものだった。そこでは「最も面白い人」