京都大などの入試問題がネット上の質問サイト「ヤフー知恵袋」に投稿された問題は2日、山形県内の高校を卒業して浪人中の仙台市内の男子予備校生(19)が関与した可能性が高いことが判明した。 投稿した携帯電話の契約者の特定へと一気に進んだきっかけになったのは、同サイトを運営するヤフーから提供された接続情報や携帯電話会社の顧客情報で、捜査関係者によると、ネットを舞台にした犯罪や不正などでは、いずれも「ユーザーを知るための大きな手がかりになる」という。今回の投稿者特定で入り口となったのは、ヤフー側が持っていた投稿者のIPアドレスと携帯電話の個体識別番号だ。関連記事入試流出、携帯契約者特定へ 識別番号…入試流出、投稿の携帯、契約者の住所は…記事本文の続き ■業者が個人情報開示 IPアドレスは、パソコンや携帯電話など世界中のすべてのネット端末に割り当てられ、ユーザーのネット上の住所となる番号。総数は約43