写真:ahirutf 牛丼屋のような商売で厄介なのはオペレーションだ。 吉野家でいえば、野菜たっぷりの『ベジ丼』、牛皿に麦とろろ飯と御惣菜がついた『麦とろ御膳』。新メニューが出たとき、すべての店でスムーズに提供させるには、しっかりした商品設計に加えて、店員の教育が欠かせない。 しかし、アルバイトの雇用期間は短いもの。せっかく教えてもすぐいなくなる。より簡単に、正確に、そして効果的に教育・研修をする方法はないだろうか。 そこで吉野家では、店員をiPadを教育に使うことにした。 すべてのオペレーションを動画に 吉野家が使っているのはジェネックスソリューションズの『ClipLine』というサービスだ。店員はiPadで動画を見て、現場の仕事をおぼえる。逆に、店員が仕事をしているところをiPadで撮影し、管理者に送らせる。 「吉野家のオぺレーションはおよそ1000本の動画によって表現されます」 ジェ