<インタビュー>韓国に日本の「本場の味」伝える呉知宣さん 【ソウル27日崔セイル】韓国に本場の日本料理を伝えようと、懸命に努力する韓国人女性がいる。ソウルの日本料理店「Tokyo Saikabo」の総責任者を務める呉知宣(オ・ジソン)さんだ。 韓国生まれだが、高校まで日本の学校に通うなど、ほぼ日本人と同じ感覚を持っている。そのため、店の立ち上げではデザインから料理のコンセプトまでを一人でこなした。厨房はもちろんホールスタッフも、日本人と日本語のわかる韓国人を起用している。「料理だけではなく、文化も一緒に伝えたいから」という。 特に厨房は、東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」の経営者で、テレビや雑誌などさまざまなメディアにも登場する料理人、笠原将弘さんの推薦するスタッフでそろえている。笠原さん本人からも月1~2度はコーディネートに関するアドバイスを受けている。 オープンして1年半しか経ってい