現在のオープンソースを支える最も重要な基盤となっているライセンス「GPL」(The GNU General Public License)が改定される。14年ぶりの改定となるバージョン3では、知的所有権問題や国際化など、ソフトウェア業界の発達・変化を反映し、今日にふさわしい内容を目指す。最新版は2007年春に登場する予定だ。 GPLは、Linuxカーネルをはじめ、最もよく利用されているオープンソースライセンスだ。そのGPLを1985年に起草したRichard M. Stallman氏が設立し、フリーソフトウェアとGPLの普及促進を目指す非営利団体Free Software Foundation(FSF)は11月30日、「GPL Version 3(GPLv3)」の改定作業ガイドラインを発表した。今回の改定作業は、オープンソース分野を専門に法的問題を取り扱うSoftware Freedom