関東の私鉄で唯一、プロ野球チームをグループに持つ西武鉄道。その球団である「埼玉西武ライオンズ」の本拠地、西武プリンスドーム(埼玉県所沢市)近くに、狭山線と山口線の列車が発着する西武球場前という駅があります。 【画像】西武が導入予定の「光学迷彩」特急電車 狭山線は単線で、普段は4両編成と8両編成の列車が日中1時間あたり4本しか走らない、いたってのどかな路線ですが、西武球場前駅には狭山線と山口線を合わせ、8番線までホームが存在。このうち狭山線の1番線から6番線のホームはすべて10両編成が停車でき、まるで都心の巨大ターミナル駅を見ているかのようです。 これには、西武プリンスドームで試合がある場合の輸送ダイヤが大きく関係しています。実際にそのとき、狭山線と西武球場前駅はどのように運用されているのでしょうか。西武鉄道の計画管理部運行計画課、石田大志主任に話を聞きました。 ――プロ野球の試合時は