「幻の大河」全話が復活 視聴者協力で30年ぶり2010年2月9日 マスターテープが残っておらず幻の作品となっていたNHKの大河ドラマ「草燃える」が、1979年の放送から約30年ぶりによみがえった。NHKの呼びかけに家庭で録画したテープが視聴者らから寄せられ、全51話がそろった。17日から有料CS放送の「時代劇専門チャンネル」で放送される。 放送用のテープは高価だったため、かつては放送後に重ね撮りなどをして再利用していた。大河ドラマでNHKが全話保存を徹底するようになったのは、80年放送の「獅子の時代」以降だ。 「草燃える」は源頼朝(石坂浩二)とその妻・北条政子(岩下志麻)を軸にしたドラマ。松平健、郷ひろみ、滝田栄、武田鉄矢らの演技も注目された。平均視聴率は26.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。 テープを内々に探していたNHKに対し、元スタッフが家で録画していた12話分のテー