今夏参院選の試金石とも称された北海道5区補選が24日投開票された。結果、自民党新人の和田義明氏が野党共闘候補の池田真紀氏を破った。だが、結果は和田氏(約135,800票)、池田氏(約123,500票)と、敗れたとはいえ野党共闘候補の池田氏が和田氏を猛追、肉薄した接戦(約12,000票差)となった。 はからずも4月25日の朝日新聞朝刊では、安倍首相が「同日選見送り」の意向を固めたと報じる。この意向に5区の補選結果が影響したのか否かは定かではない。ともあれ「前哨戦」と目された北海道5区補選をどう捉えるかは、今夏参院選の重要な試金石であることは変わりない。以下、分析してみたい。 ・野党共闘をどう評価するか~ほぼ払拭された共産アレルギー~民進、共産、社民、生活の野党4党が推す「野党共闘候補」池田氏の得票は前述の通り約123,000票。当選した和田氏の90%にまで肉薄した。この結果を評価するためには