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ブックマーク / note.golden-lucky.net (7)

  • 日本語の編集をしていてよく直すパターン15選(増えるかも)

    『校正のバイトをしててよく直す箇所10選|bxjp|note(ノート)』という記事を読んで、よくパターン化されていて素晴らしいって思っていました。ところが、記事の趣旨を勘違いした方からの冷たい反応を受けて有料にされたということで、あまりも残念なので自分の立場で再編してみました。1~10は元記事のパターンに対してぼくの考え方を添えたもの、A以降は、元記事を見てぼくが反射的に思いついたパターンです。 まあ、こういうパターンは便利だけど、パターン化できる修正を積み重ねれば悪文がなくなるほど自然言語は簡単ではないので、編集や校正をする人はたいへんですね。 自分は、こういうパターンも直すけれど、段落の役割を整理する、みたいな修正のほうが専門です。(専門とは?) 追記:これは文の書き方指南じゃなくて、文の編集校正で何をやってるか報告です。 1. 順接の「が」が頻出 順接の「が」は撲滅を目指すべきです。

  • 技術書をクラウドファンディングで出版してみた

    あきみちさんから、「IPv6を出すということで、クラウドファンディングで協賛を呼びかけよう」(原文ママ)というアイデアを聞いたのは、TwitterのDMのやり取りを読み返すと2016年11月23日のことだったらしい。 DMには時刻が表示されないので正確な時間はわからないけど、その後のやり取りがいつの間にか11月24日になっているので、たぶんそういう時間帯だ。 それに対するぼくの最初の返答は、「それは既存の出版社だと面倒そうだ」(原文ママ)だ。 言外に「うち(ラムダノート)ならできるよ」が含意されていることは、起業前からいろいろ相談にのってくれていたあきみちさんには間違いなく伝わる。 とはいえ、そのころはまだ『プロフェッショナルSSL/TLS』も制作中だったし、直販ストアもなかったし、ラムダノートは胸を張って「出版社」と言える状態ではなかった。 そもそも、あきみちさんやぼくは技術自体という

    技術書をクラウドファンディングで出版してみた
  • k16's note: TeXと10年戦ってわかったこと

    世間では「TeX」と一口に言われているけど、実際には3つの異なる側面があります。10年以上TeXで何かやってきたわけだけど、「TeXはアレ」の質はこの3つがごちゃごちゃになってるとこかなと思ったりしているので、書いてみました。 マークアップ形式としてのTeX 組版エンジンとしてのTeX プログラミング言語としてのTeX TeXの話をするときって、これら3つが案外と区別されていないなあと感じることがあります。具体的には、組版エンジンとしての機能について言及している場面でマークアップ形式の話を持ち出されたり、マークアップの話をしているときに名前空間がないからダメといった感じでプログラミング言語として批判されたり、ようするに、あまり建設的ではない。 もちろん、TeXというエコシステムについて何か言うときにはこの3つが不可分で、それぞれを切り出して論じてもしょうがないんだけど、まあポエムなので気

  • ターミナルモードのEmacsでHaskellを書いているときに補完候補をポップアップしてくれるcompany-ghc

    Haskellのコードを書くときは、Windows 10からTeratermでDebianサーバにSSH接続し、そこでEmacsを-nwで起動して使っています。 標準のhaskell-modeでとくに不満はないのですが、いちおうghc-modも入れていて、単純なエラーの確認にはとても重宝しています。 でも、ghc-modの補完機能はほとんど使っていませんでした。補完のためのコマンドが手になじまず、調べている間に手打ちしてしてしまうので、ちっとも身に付かなかったからです。 とはいっても、ある程度の量を書いていると、やはり手で打っているのではしんどくなってきます。何とかならないかなーと思っていたところ、company-ghcというものを発見しました。 Company GHC https://github.com/iquiw/company-ghc ターミナルで開いているEmacsでも、統合開発

    ターミナルモードのEmacsでHaskellを書いているときに補完候補をポップアップしてくれるcompany-ghc
  • はじめてでも安心 SXML入門

    HTMLやXMLの文章を扱っていると、気楽にこんな操作をしたいケースが間々あります。 親に応じて処理を分けたい(例: <title> 要素に対して、その親が <chapter> なら処理 A 、 <section> なら処理 B をしたい)ある属性を持つ要素だけ処理したい(例: lang="en" な <p> 要素だけ抜き出したい)同じレベルの次の要素に応じて処理をしたい(例:表の各行の色を縞々にするため、 <table> 直下の <tr> に交互に属性 bgcolor="#cccccc" と bgcolor="#ffffff" をつけたい)(いずれもブラウザへの表示であれば CSS で実現できますが、いまは出力も XML データとして欲しい場合の話です。) XML データの質が木構造であることを思い出すと、この山括弧が S 式にさえなっていれば、 Scheme の関数でどうにでも操作で

  • 昔のTeX環境をDockerのコンテナ化する

    大きく進化した日TeX環境 新しいLinuxマシンで、とりあえず日TeXを使えるようにするまでの時間は、ここ数年で信じられないほど短くなりました。それもこれも、TeX Liveが2010で日語に完全対応してくれたおかげです。 いまのように「TeX Liveをインストールするだけ」となる以前、Linuxで日TeX環境を整備するのは、ほとんど腫物に障るようなものでした。 ディストリビューションの各種パッケージから必要なものを適切な順番にインストール、フォントの実体ファイルへのシンボリックリンクをTEXMF以下に作成、mktexlsrを実行、otfパッケージを手動でインストール、mktexlsrを実行、dvipdfmxの設定ファイル群を編集、mktexlsrを実行。 なんとかインストールを終えてplatexを実行し、dvipdfmxにかけると、なぜかPDFのしおりが文字化けしてしま

  • プログラミングのための確率統計 in Haskell

    こんな表のことを確率分布といいます。サイコロをふったときに起こるイベントの確率、たとえば「偶数の目が出る」確率を調べることは、この確率分布からこんな別の確率分布への変換だと考えられます。 この変換は、具体的にはこんな対応です。P(偶数) = P(2) + P(4) + P(6) P(奇数) = P(1) + P(3) + P(5)P(X)がイベントXに対する確率を表しているわけですが、Pを「イベントの集合から[0,1]区間の実数への関数」だとみなすこともできます。確率分布から確率分布への変換は、関数に対する演算でもあるわけです。確率分布を連想リストで表せば、高階関数や代数型を使って、この変換をモデル化できそうです。 以前、このアイデアをSchemeで試してみたことがありました。当時は、そもそも確率についての理解が今よりもいっそうあやしかったし、実装もちゃちでしたが、このアイデアが特別なもの

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