朝日新聞をいくらめくっても見つからない記事 では夏の高校野球主催の朝日新聞ではどれだけ大きく扱われているのか。 東京版は「日大三サヨナラアーチ V」と「日大鶴ケ丘 夢へあと一歩」。でかでかと2ページを使ってこの決勝を報じている。 敗者・勝又投手を大きく扱った「『打倒 日大三』渾身の投球」というコラムもあった。 《小学生だった2011年、西東京大会で日大三と日大鶴ケ丘の準決勝を観戦。その時に負けた日大鶴ケ丘で日大三を倒したいと進学した。》 さすが朝日、入念な取材力である。高校野球のドラマを感じさせる。試合後、勝又は日大三の選手に声をかけられたと書く。 《「ナイスピッチ」。これに対し勝又は返した。「ありがとう」。そして「頼むぞ」。》 もう、高校野球ファンなら涙、涙のエピソードである。感動をありがとう! しかし……。 記事はこれで終わっているのだ。「勝又投手、熱中症」のことは書かれていないのであ