「何か一歩踏み出すという行動をするのが大事なんじゃないか、そういうところは伝えたいと思います」 バレーボールに打ち込み、現役生活から退いた現在はトレーナーとして活躍する滝沢ななえは、柔らかな、でも確固とした芯を感じさせる表情とともに語った。 バレーボールのファンであれば、その名前を知っていることだろう。 その足跡を簡潔にたどりたい。 滝沢は八王子実践中学・高校で6年間、バレーボールに打ち込んだ。八王子実践は高校バレー界を越えて名前を知られる屈指の名門校である。滝沢は全国大会にも出場し、高校3年生のときには主将を務めた。 「監督が『滝沢がキャプテンをやれ』と。八王子実践は監督がキャプテンを指名するんです」 卒業後、パイオニアレッドウィングスに進む。その後、上尾メディックスでプレーし、2013年に引退。その後、トレーナーとなった。
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