名古屋めし「台湾ラーメン」の元祖とされる中国台湾料理「味仙今池本店」の創業者で会長の郭明優(かく・めいゆう)さんが29日、多臓器不全のため死去した。82歳。名古屋市千種区出身。通夜は3日午後7時、告別式は4日午前10時から名古屋市千種区今池1の26の22、善久寺で。喪主は長男で社長の幸治(ゆきはる)さん。 台湾出身の両親が、名古屋駅近くで開いた中華料理店を1962(昭和37)年に今池に移し、味仙を創業。台湾を訪れた際に味わった現地の「担仔(タンツー)麺」をアレンジした独自のラーメンを作ろうと試行錯誤を重ね、唐辛子やミンチ、ニラをのせて辛く仕上げた「台湾ラーメン」を昭和40年代に考案した。