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ブックマーク / itlaw.hatenablog.com (4)

  • SQLインジェクション対策不備の責任 東京地判平30.10.26(平29ワ40110) - IT・システム判例メモ

    SQLインジェクション対策をしていなかったことについて開発会社の責任が問われた事例。 事案の概要 Xは,Yに対し,Xの提供する車・バイクの一括査定システム(件システム)の開発を約320万円で委託し,平成24年9月に納品を受けた。 その後Xは,平成28年12月に,IPA*1から,中国のサイトに件システムの脆弱性に関する情報が掲載されているという指摘を受けて,Yに対し,その調査と報告を依頼した。 その結果,件システムには,SQLインジェクション対策が不十分という脆弱性が判明したことから,XはYに対し,その脆弱性はYの被用者の故意過失によって生じたものであるから,使用者であるYには使用者責任があると主張して,民法715条1項所定の損害賠償請求権に基づき,緊急対策費用47万5200円,詳細な調査,抜的な修正費用640万円,サーバー移転費用35万6400円,セキュリティ対策のための件システ

    SQLインジェクション対策不備の責任 東京地判平30.10.26(平29ワ40110) - IT・システム判例メモ
    ngsw
    ngsw 2019/08/31
    検収何してたんだ?
  • サービス期間途中での解約 東京地判平26.11.5金商1460-44 - IT・システム判例メモ

    サービス期間中での解約における残期間分の料金支払義務の存否のほか,金額等の明示的な合意がない場合における業務委託契約の成否等が問題となった事例 事案の概要 ベンダXは,ユーザYとの間で,サーバをレンタルする等,Xの有するコンピュータ資源を提供する契約(契約期間は平成24年2月から平成26年2月まで)を締結した。XY間の基契約における解約条項には,3か月前の解約予告によって解約ができるとしつつも,ベンダの帰責事由がない場合にユーザが中途解約した場合には,契約期間満了までのサービス料金を支払う旨が定められていた。 ところが,サーバが故障して外部との通信が不可能になるなどの障害が発生したこともあり,Yは,平成24年7月に,Xのサービスが不十分であるとして,上記契約を9月末を以って解約する旨の通知をしたが,Xは,この解約は,「Xの責によらない解約」であるとして,契約において定められた期間満了まで

    サービス期間途中での解約 東京地判平26.11.5金商1460-44 - IT・システム判例メモ
    ngsw
    ngsw 2015/11/22
    なるほどと思った
  • SNS野球ゲームの著作権侵害・控訴審 知財高判平27.6.24(平26ネ10004) - IT・システム判例メモ

    「プロ野球ドリームナイン」を提供していたXが,「大熱狂!!プロ野球カード」を配信するYに対し,著作権侵害等を理由に損害賠償請求,差止請求した事件の控訴審。すべての請求を棄却した原審と異なり,一部の選手カードについて著作権侵害を認めた点が注目される。 事案の概要 事案の概要は,一審判決(東京地判平25.11.29)に記載のとおり。 http://d.hatena.ne.jp/redips+law/20140406/1396713162 実名を使ったプロ野球選手のカードゲームに関するゲームの構成や,カードそのものが類似するとして,Xが著作権侵害等を主張していたが,原審ではXの請求がすべて棄却された。なお,Xの請求のうち,著作権侵害に基づく差止請求と,不競法に基づく請求については控訴審の対象となっていない。 ここで取り上げる争点 Yによるゲーム配信行為が著作権侵害を構成するか。 裁判所の判断 著

    SNS野球ゲームの著作権侵害・控訴審 知財高判平27.6.24(平26ネ10004) - IT・システム判例メモ
    ngsw
    ngsw 2015/11/22
  • 開発途中で退職したエンジニアの責任 東京地判平27.3.26(平26ワ12971) - IT・システム判例メモ

    ソーシャルゲームの開発中に退職した従業員らが,会社から開発頓挫の責任を追及された事例。 事案の概要 Xは,ソーシャルゲームゲーム)の開発を目的として設立された会社である。Yらは,Xの設立前から,Xのグループ会社の依頼を受け,ゲームの開発に関わり,Xが設立された後には,Xの従業員となって,ゲームの開発に従事した。 ゲームのリリースは,当初定められていた時期には間に合わず,延期された。 その後,Yらが,いずれもゲームのリリース前に退職したところ,Xは,Yらが開発設計仕様書も作成せず,突然の退職によってゲームの開発が頓挫して損害を被ったとして,主位的に不法行為に基づく損害賠償として,予備的に労働契約上の債務不履行に基づく損害賠償として,5400万円の賠償を求めた。 ここで取り上げる争点 Yらは,信義則上,あるいは労働契約上の義務として,開発設計仕様書を作成する義務があっ

    開発途中で退職したエンジニアの責任 東京地判平27.3.26(平26ワ12971) - IT・システム判例メモ
    ngsw
    ngsw 2015/11/22
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