MySQL 8.0で内部的に作成されるテンポラリテーブルが、HEAPストレージエンジンからTempTableストレージエンジンへと変更されたことは、皆さんもご存知だろう。このストレージエンジンはテンポラリテーブル専用として設計されたもので、実体を持ったテーブルとしての利用は想定していない。一応、internal_tmp_mem_storage_engineオプションを指定することで、従来のHEAPストレージエンジンも選択は可能であるが、個人的にはそれはお勧めしない。 TempTableストレージエンジンは、メモリとディスクの両方を自ら使い分ける。これは、従来型のテンポラリテーブルとは違う。HEAPストレージエンジンはインメモリ専用で、tmp_table_sizeあるいはmax_heap_table_sizeを超えるサイズが必要になると、ディスク上のテーブルへと自動的に変換が行われるという仕