モーダスポネンス(ラテン語: modus ponens、MP)とは、論理学における妥当で単純な「論証」である。ラテン語で「肯定によって肯定する様式」の意。前件肯定 (affirming the antecedent) または分離規則 (the law of detachment) とも呼ぶ。 形式的記法[編集] 推論の最も典型的な形式であり、一般に次のような形式である。 P ならば Q である。 P である。 従って、Q である。 論理演算の記法では次のようになる。 ここで、 は論理的帰結関係を表す。 モーダスポネンスを次のように表記する場合もある。 これらはいずれも前提条件が2つ存在する。第一の条件は条件文または論理包含演算であり、Q が P を包含することを示す。第二の条件は P であり、第一の条件の条件部分が真であることを主張している。これら2つの前提から論理的に Q が真であること