若者に人気の「渋谷109」。 仕事帰りのサラリーマンが集まる「ニュー新橋ビル」。 サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」。 東京都内にあるこれらの建物、いずれも耐震性が足りず、震度6強以上の地震で建物が倒壊・崩壊する危険性が「高い」または「ある」と判定されました。 東京都が公表した結果で明らかになったこの事実。 記者が、建物の所有者などに耐震化が進まない理由を聞くと、意見の集約が難しいといった理由に加え、東京オリンピック・パラリンピックも関係していました。 (社会部記者 藤島新也) 東京都は、不特定多数の人が集まる大規模な建物の耐震診断結果を平成30年3月末に公表しました。(NHKサイトを離れ、「東京都耐震ポータルサイト」へ) 都内で震度6強以上の地震で倒壊・崩壊の危険性が「高い」建物は15棟。渋谷109が入る「道玄坂共同ビル」に加え、紀伊國屋書店が入る新宿の「紀伊國屋ビルディング」など有名