「やっぱりドット絵表現ってのはさ、世代を超えると思うわけよ。20年まえの3Dなんてショボくてみれたもんじゃないぜ? 制約の中で感動を産もうという行為自体に俺は心を打たれたね。懐古厨っていわれるかもしんないけどさ、俺はそうおもうんよ」 これは僕の考えではなく、Nintendo Switchでプレイした『くまのレストラン』というゲームに登場するゲーム好きのNPCが言ってきたことだ。 制約の中で作り出された感動 僕は2Dも3Dも両方好きだが、ひとつ言えることは『くまのレストラン』の最大の魅力がそのドット絵に思えたことだ。カラフルなタッチでレストランからおでんの屋台に学校や地獄まで、様々な場面が作り出されている。そして、その中で豊かな動きを見せるキャラクターたち。まさに、ゲーム好きのNPCが言った、制約の中で作り出された感動である。 『くまのレストラン』の主人公であるネコのキャラクターが起きるシー