昭和天皇の苦悩を描いた作品…HPにアクセス殺到 公開前から大反響、記録的ヒット 敗戦の決断から人間宣言まで昭和天皇の苦悩を描いたロシア、フランスなどの合作映画「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)が5日から東京・銀座シネパトスで公開され、初日から動員記録を樹立するなど客足が途絶えない人気だ。 昭和天皇を演じたのはイッセー尾形(54)=写真。香淳皇后を桃井かおり(54)、侍従長を佐野史郎(51)が演じているが、スタッフの多くはロシア人という異色コラボ作品。深刻なテーマだけに、一時は日本公開が危ぶまれたが、公開前日のホームページアクセス数は1日で1万3000件以上と大反響。 前日午後7時までに劇場窓口で前売り券が536枚売れ、「問い合わせ電話が鳴り続けた」(配給会社)。このため、急遽(きゅうきょ)2スクリーンでの上映を決定。初日から1日7回上映となった。 35度を超える猛暑の中、5日は動員