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ブックマーク / tosche.net (3)

  • Toshi Omagari | コンペのタダ働き問題

    ロゴなんかのデザインコンペを見たときに、なにやら不公平な印象を抱いたことはありませんか。その違和感には名前があるんです。英語圏でのデザイン業界ではspeculative work、略してspec work(スペックワーク)という言葉があります。これは支払いが未確定な仕事、もっと言えばタダ働きの可能性が濃厚な仕事という意味で、特にデザインコンペに対してよく使われる言葉です。 その例を挙げてみます。あなたは企業主で、会社のロゴやウェブサイトなどのビジュアルを誰かに依頼したいとします。そこでコンペということにして多くの参加者を募り、最も優秀なものを選び、その作品に報酬を与えます。こうすることで依頼一件分の予算でたくさんのアイデアを集めることができるわけです。 それでは何故これが間違っているか、また別の例で説明します。あなたはお腹が減っています。そこでいろんなシェフに声をかけて料理を作ってもらい、

    nibushibu
    nibushibu 2015/10/09
    成果物ではなく、制作工程にお金を払うという考え方が大事だと思います。
  • Toshi Omagari | 身近な書体:Comic Sans

    久しぶりの身近な書体シリーズです。今回はComic Sansを採り上げます。 Comic Sansは1994年に作られてWindows 95(のPlusパック)に搭載されて以来、Windowsユーザーにはおなじみのフォントです。特に欧文圏ではそのカジュアルさがウケているようで、様々な場所で使われている書体です。まぁプロからすれば特に良くはない書体ですね。それどころかタイポグラファーやデザイナーの間では忌み嫌われている存在で、これの駆逐をテーマにしたウェブサイトもあるぐらいです。 (ちなみにこのサイトの運営者はカップルであり、共通の趣味、つまりComic Sans排斥で意気投合して結婚したそうです。Comic Sansの作者Vincent Connare氏は「自分の書体のおかげで夫婦が誕生したんならこんなに嬉しいことはない」と言ってます) でも、当にそこまで徹底的に叩かれるほど悪い書体でし

  • Toshi Omagari | 身近な書体: Arial

    今回取り上げる身近な書体はみんな知ってるのにみんな知らない書体、Arialです。タイポグラフィを志す人、少しでもかじったことのある人、もっと言えばフォントメニューを開いたことがある人なら必ず目にしたことがあるでしょう。なにせAで始まりますので、メニューのかなり上に来ますしね。 ArialはよくHelveticaと間違われやすいですし、Helveticaがないときに代替として使われる書体でもあります。事実Arialは見た目がHelveticaっぽくなるように作られたものですし、ArialはHelveticaの字幅と完全に一致するように作られています。欧米のタイポグラフィ界ではArialの使用はすなわち「Helveticaの不使用」という書体選択における妥協または無頓着を表しているように見られますし、僕も大筋では同意します。Helveticaは標準だとMacにしか入っておらず、Windows

    nibushibu
    nibushibu 2013/01/30
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