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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (14)

  • 裏日本出身者から見た東海道新幹線の車窓風景 - シロクマの屑籠

    裏日出身者から見た東海道新幹線の車窓風景の感想を一言でまとめると、「どこも豊かですね」となる。 ビジネスで大阪と東京の間を行ったり来たりしている人にとって、東海道新幹線の車窓風景なんて一生懸命に眺めるものではあるまい。ありふれた風景がどこまでも続く、退屈きわまりないものだろう。 が、それは表日の出身者にとってのこと。裏日出身者から見た東海道新幹線の車窓は、いろいろ刺激的だ。率直に言って、うらやましい景色でもある。人口の集中、鉱工業の発展、肥沃な耕作地と温暖な気候、そして富士山をはじめとする風光明媚な景観。 同じ日でも、裏日と表日には風景に違いがある。そういう違いを前提に、東海道新幹線の車窓風景についてちょっとだけ。 静岡、浜松、大津にのぞみは止まらない 東海道新幹線に乗る人には当たり前すぎることだけど、静岡、浜松、大津にはのぞみは止まらない。そもそも滋賀県には県庁所在地に新幹線

    裏日本出身者から見た東海道新幹線の車窓風景 - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2024/02/27
    地図を見ると関東平野・濃尾平野・阪神平野の広さに対して日本海側の海即山っぷりが目立つ
  • 誰もが表現者になれる時代はとっくに終わってるんだよ - シロクマの屑籠

    今回の内容は、以前にも誰かが書いていたかもしれない。でもこれから私が書くことを一字一句違わず書いた人はいないはずだから、誰かに届くかもと期待しながら記してみる。 インターネットの普及期と現在を比較して、違っているところを挙げるとしたら何が挙がるだろう? アングラ感の強弱。インターネットの多数派がどんな人なのか。コミュニケーションの主な手段がウェブサイトかブログかSNSか動画か。挙げれば色々ある。 今日、まとめたいのは「誰もが表現者になれる時代の終わり」についてだ。 インターネットではさまざまな新しいネットサービスが流行っては廃れを繰り返してきた。そして共通点がある。どのサービスでも、流行期には「誰もが表現者になれる」という夢が薄らぼんやりと漂い、それに釣られて集まってくる人々がいた。 90年代から00年代のはじめはウェブサイトの時代だった。この頃インターネットをはじめたアーリーアダプターた

    誰もが表現者になれる時代はとっくに終わってるんだよ - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2023/08/30
    ワナビーに対して、プロもしくはそれに準ずるバズった人のみを表現者とするのは定義が間違っている。コミケで過半数は頒布数100未満だけど、サークル出展者は全員平等に表現者だ。
  • 上等な百合アニメだった──『リコリスリコイル』、雑感 - シロクマの屑籠

    ねんどろいど リコリス リコイル 錦木千束 ノンスケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY)Amazon リコリスリコイルを上質な百合アニメだとみなすようになったのは、いつ頃からだっただろうか。 「そんなの最初からに決まっている」という人もいるだろう。序盤から千束とたきなの二人はかわいらしく、かしましかった。オープニングテーマの蹴りあうシーンは、何度見ても飽きない。 いや、そういうことじゃなくて。 「『リコリスリコイル』はとにかく上質な百合アニメとみなして眺めれば良い、それぐらいの目線で見るのがベストだ」と自覚して、視聴態度というか、視聴照度というかを変更したのはいつ頃だったのかな? と振り返ったりした。 それは中盤あたりからだったように思う。 はじめ、『リコリスリコイル』は、千束とたきなのかしましさや、ガンアクションが

    上等な百合アニメだった──『リコリスリコイル』、雑感 - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2022/09/30
    続編を作るためにわざとすきまを、とか長編作るのを想定している人いるけど、このヒットは製作陣からしても想定外だし、元々そんな長く作ろうとは考えてないよ。逆に短く纏めるために社会系の話はぶったぎった感
  • 男性性欲が医療によって管理される未来 - シロクマの屑籠

    この文章は、先週twitterでつぶやいた話をブログ用に書き直したものだ。もっと長文でまとめてみたい、と思ったからだ。 「賢者タイムは生産的」→「というより、男性性欲のあれって認知や行動の障害では?」 「賢者タイム」というインターネットスラングをご存じだろうか。 賢者タイムとは、男性が射精後に性的関心がなくなり、冷静になっている状態を指す言葉だ。賢者タイムがあるということは、いわば愚者タイムとでもいうべき時間もあり、男性、とりわけ若い男性はしばしば、性欲や性衝動によって冷静さを失う。そして生産的でも合理的でもない行動、たとえば普段は欲しいとも思わないポルノグッズを衝動的に買ってしまったり、向こう見ずな行動をとってしまったりする。 だから若い男性のなかには、冷静さを取り戻すために、ほとんどそれが目的でマスターベーションを行う人すらいる。 「睾丸毒」というネットスラングも過去にはあった。これも

    男性性欲が医療によって管理される未来 - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2020/11/04
    動物を止めたら人間なにになるんだろう、とはSF的にちょっと考えたくはある。
  • 「こわいのは、コロナより世間」 - シロクマの屑籠

    私の交際範囲のなかでは、こんな言葉が流行っている。 「こわいのは、コロナより世間」 高齢者や基礎疾患を持っている人にとって、COVID-19は命にかかわる疾患だ。とはいえ私の年齢、私の子どもの年齢なら、これが命取りになる可能性はそこまで高くない。この病気よりも恐ろしい病気なんていくらでもある、という気持ちを持っている。 それより、感染したときの社会的・世間的インパクトのほうが恐ろしい。 私自身が感染したらどうなるか、想像してみる。 職場は大変な混乱に見舞われるだろう。一人のCOVID-19感染者が出たら、私の部署、私の職場はだいたい機能不全に陥る。だいたい機能不全になった職場の噂は、あちこちに伝わっていく。「あの会社でコロナが出た」「あそこの支店が閉鎖された」といったかたちで街じゅうが知ることになる。ひとつの職場の機能不全は、ほかの職場にも機能不全を波及させていく。だから、うまく言えないの

    「こわいのは、コロナより世間」 - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2020/05/04
    あるある、と思いつつ読んでしまった
  • “コンテンツの切れ目が縁の切れ目”――オタクは誰と会話している? - シロクマの屑籠

    かつての俺には、ゲームやアニメとオタク仲間さえいれば満足できる時期があった。オタク的なライフスタイルを軸にした幸福追求モデルが十分に機能し、ずっとこれからもやっていけると思いこめた時間が、確かにあったと思う。 そうした生き方に綻びが生じた理由は色々あるけれど、その理由のひとつに「オタクは(そして俺は)誰と会話しているのか」という疑問があった。この疑問について、書き残しておく。 「おたく、誰と会話しているの?」 「おたく」の語源が二人称だという説や、最近のライトオタク事情などを踏まえて、「オタクはコミュニケーション志向です」と主張する人もいるかもしれない。そういえばオタクの祭典・コミケも、オタク同士のコミュニケーションを一大理念として掲げていたような気がする。 ところが「オタク同士のコミュニケーション」というやつが、一時期の俺には引っかかりどころだった。 一般に、オタク同士の会話は、アニメな

    “コンテンツの切れ目が縁の切れ目”――オタクは誰と会話している? - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2019/06/11
    "複線的・複合的な人間関係を長期に渡って培って"それぐらい人間関係にコストかけられるなんて羨ましい限りだなぁ……
  • これから意識低くFGOを始めるためのtips - シロクマの屑籠

    FGO』(Fate / Grand Order)を遊び始めて一年経ったのと、はてなブックマークの人が『FGO』を最近始めたのを見かけたので、意識低く遊び始めるためのノウハウをまとめてみました。 もくじ サーヴァントをお迎えする際に気をつけること 最初の一週間で覚えること 最初の一カ月で知っておくと便利なこと 気張ってやるゲームではない……はず サーヴァントをお迎えする際に気をつけること 有料ガチャを回しすぎてはいけない プレイしはじめて最初の半年はわかっていなかったんですが、このゲーム、最初にお金をたくさん使って★5サーヴァントを集めると、かえって難しくなっちゃうんですね。 フレンド申請をとおして知った他のプレイヤーを眺めていて気付いたのですが、初期段階で有料ガチャを回しまくり、★5サーヴァントを迎えまくった人は、しばしば、それらを育成しきれずにやめてしまったり、アンバランスな育成になっ

    これから意識低くFGOを始めるためのtips - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2019/04/13
    知人が流行ってるらしいからやるか、で始めてから既に一年以上たったけれどいまだに1部2章でひたすら種火周回と時々ガチャしかしてなくて、彼はFGO楽しいのかな?と疑問に思う時がある。
  • 若いライトオタクの流入と、中年オタクの難民化 - シロクマの屑籠

    誕生でも発見でもなく、越境が始まったんだと思う - 未来私考 「脱オタ」が無意味になる時代は来るか? - Something Orange 「ライトオタク」が、話題になっているらしい。 “筋金入りのオタク”ではない人達も『東方』や『アニソン』などを楽しむようになり、オタク文化がクラブミュージックやファッションのような他文化と交流するようになってきている、という現状認識は、じつにその通りと思う。秋葉原やコミケなどの敷居が低くなっているのに加え、ニコニコ動画のような、気軽につながりやすい場が整備されたことによって、こうした動きが加速された、というのもなるほどと思う。そして「ライトオタク」に該当する人達が、“筋金入りのオタク”とは違った振る舞いをみせるだろう、というのも予想できる。 では、これから「ライトオタク」がもっと流入してきたらどうなるのか? オタク文化圏の外側では、おそらく、クラブミュー

    若いライトオタクの流入と、中年オタクの難民化 - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2008/12/26
    なんかここ最近の「超ライトオタク」系の言論で一番腑に落ちた
  • 偉そうなオタクが減った代わりに、ジャンルを系統的に把握するオタクも減っている - シロクマの屑籠

    最近のオタク リンク先の記事にある通り、最近は、オタク的薀蓄をひけらかして威張ってまわるようなオタクがめっきり少なくなった。数年前までは、アニメやゲーム漫画の知識を披瀝することで「俺様は、お前らよりも偉いんダゾ」と確認したがる人に頻繁に遭遇したものだが、オフラインでそういう風景をみかけることが減ってきた。それに伴い、いわゆる“布教活動”に勤しむ人も、少数派になってきているようにみえる。 この変化の要因については、「オタクがヌルくなってきたから」「ライトなオタクが増えたから」という説明をみかけることが多いし、それは多分当たっているのだろう。コアなオタクだけがライトノベルや萌え系コンテンツを独占している時代は既に遠い。若い世代を中心に、幾つかのhobbyのひとつとしてライトノベルや萌え系コンテンツを屈託無く*1楽しむ層が増加すれば、旧来からの、知識蓄積に拘るタイプのオタクや、オタク分野という

    偉そうなオタクが減った代わりに、ジャンルを系統的に把握するオタクも減っている - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2008/12/12
    "まとめサイトをみて全てを知った気になるというのは、喩えるなら、新幹線で東京→大阪まで移動した人が、“俺は東海道五十三次の風景を網羅したぜ”と言っているのに近い"
  • 自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠

    年寄りが語る戦後日 - raurublock on Hatena 以前何度か、仕事を引退したばかりの団塊世代の男性に「過去のあなたの経験を教えてください」と頼んでみたことがある。大抵の場合、こうした申し出に対し、彼らは苦労話を交えながら“武勇伝”や“成功体験”を語ってくれる。ドラマチックで情熱的な、臨場感溢れる昔話を語る時の彼らの表情は、殆どの場合、誇りに満ちている。個人の経験談を語る時だけではなく、“昭和”“高度成長”という時代を回想する時も、やはり自信が溢れている。 ところが、ついさっきまで自信に満ち溢れていた男性が、一転、自信のない姿をみせ驚くこともある。たとえば海外旅行の際、日人と一緒にいる時には自信に溢れた態度をとり、奥さんや添乗員に対しては居丈高ですらある男性が、自由時間になったとたんに萎縮し、奥さんに頼ってしまうような例などである。当に自信が内側に蓄積している男性なら、

    自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠
  • “趣都秋葉原”終了の予兆としての破廉恥パフォーマンス - シロクマの屑籠

    自称「セクシーアイドル」 ホコ天で股を開き、ケツ見せ/秋葉原 - アキバBlog http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1104493.html 去年の8月に、「想像力の欠如した」路上パフォーマーが、秋葉原の歩行者天国を危機に晒す - シロクマの屑籠 という記事を書いたことがある。過激でデリカシーを欠いた路上パフォーマーが増え続けば、警察などによる介入リスクが高くなって、秋葉原の路上パフォーマンス文化が危なくなるんじゃないか、と危惧してみたわけだ。しかし、上記リンク先記事などをみるにつけても、いよいよ困った人達が混じっているようだ。これでは路上パフォーマンスの取り締まりが強化されても、弁解が難しそうである。アキバBlog(秋葉原ブログ・あきばぶろぐ)さんの過去記事をみるにつけても、アレなパフォーマーとそれに群がるアレな撮影者は、ここ最近、日常的に

    “趣都秋葉原”終了の予兆としての破廉恥パフォーマンス - シロクマの屑籠
    nicht-sein
    nicht-sein 2008/03/18
    それはそれとして、元ソフマップ本店やらの空室状況を見るにつけ、「秋葉原」という街事態が収束しているんじゃないかな、なんて最近思ったりする
  • インターネットを楽しむ人達って、そんなにお利口なんですか? - シロクマの屑籠

    インターネットを楽しむ人達は総じて、お昼のワイドショー番組などを馬鹿にする傾向が強い。曰く、「俗悪なゴシップ記事」であり「思考停止」であり「メディアに洗脳されるがまま」である、と。そしてインターネットを楽しむ人達は、ワイドショー視聴者たる主婦層にも嫌悪と侮蔑の念を向ける。曰く、「俗物趣味」「脊髄だけで動く人」である、と。ワイドショー番組を通して芸能人の醜聞に現を抜かし、ゴミを溜める近所の困り者をテレビの前で罵倒し、健康材の煽動に右往左往する視聴者というのは、なるほど美しい光景とは言い難い。 だが、インターネットを楽しむ人達、例えばブロガーであったり2ちゃんねらーであったりする人達というのは、ワイドショー視聴者達を笑えるほど当にお上品でお利口なのだろうか。この疑問について検討してみると、なんのことはない、大して違わない人種であることがすぐに分かるしみえてくる。つまり、目くそが鼻くそを笑っ

    インターネットを楽しむ人達って、そんなにお利口なんですか? - シロクマの屑籠
  • 考えない人・メッセンジャー・学者さんの三つ巴 - シロクマの屑籠

    理解、または洗脳合戦の領域をみていると、1.考えない人2.メッセンジャー3.学者さん が三つ巴のジャンケンのような関係を形成している様子がしばしばみられる。とりわけ、1.〜3.までの程度差が大きくなりがちな、複雑な学問・専門性の高い学問・難解な学問 においてはこの構図を形成しやすい。 1.考えない人2.メッセンジャー3.学者さんは、それぞれのレイヤーでそれぞれの理解を構築する。彼らは勿論自分達が見知った出来事を(程度の差こそあれ)良いものとしているわけだが、異なるレイヤー間で議論を行うときには相性問題を起こしやすい。以下に、それをちょっと書く。 1.考えない人 白か黒かでなければ把握が困難な人達であり、自分の理解している範囲を「限定」したり、分からないことに分からないという「留保」を準備したりすることが困難な人達。赤ワインも納豆も体に良くて、ゲームは脳がダメになるから禁止、オタクは理解不能

    考えない人・メッセンジャー・学者さんの三つ巴 - シロクマの屑籠
  • 「兵士としての教育」が隠蔽され、誰もが「将軍の夢」に酔っている異常

    労働という分野ならどこでも、医療であれ、製造であれ、情報産業であれ、中枢にあたる「将軍」や「参謀」にあたるポジションというのは限られているし、全ての人を「将軍」や「参謀」にしていては船頭だらけの難破船になってしまう。実際に現場が必要としているのは沢山の「兵士」だ。中枢の手足となって働く「兵士」が欲しい。下士官ぐらいは幾らか必要かもしれないが、それだって兵士よりは数が少なくてもいい。労働という分野でたくさん必要とされているのは、何も考えない、「個性の違い」に拘泥しない、えらい人の言うことは何でも聞いて、共通規格の部品で動く歯車だ。望むらくは、消費者としての多様性すらみられない、没個性的な金太郎飴のような労働者がいい−−不満を抱いた時に、何か共通の娯楽でも与えてやれば黙ってくれるような労働者がいい。それでも人間は幸せになれないことはない*1。 にもかかわらず、そこここの教育分野では、こうした「

    「兵士としての教育」が隠蔽され、誰もが「将軍の夢」に酔っている異常
    nicht-sein
    nicht-sein 2006/05/02
    "本当に娑婆で必要とされているのが「大勢の兵士」"関係ないけど、最近流行りの下流社会って、ようは「大勢の兵士」でも人生楽しいよ、ってことだと思うデス
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