それは1歳の誕生日の時、おじいちゃんとおばあちゃんにプレゼントしてもらった青色のサルのぬいぐるみだった。 ぬいぐるみはアーアと名付けられ、家族の一員となった。男の子はそれからアーアを片時も離さず、どこにいくにも一緒だった。おじいちゃんとおばあちゃんの家に遊びに行く時も、幼稚園にも連れて行った。 2009年、家族旅行でコロラド州のロッキーマウンテンに行った時も当然のごとく連れて行ったのだが、悲しいことにここでアーアと離れ離れとなる。 どこでなくしたのか、アーアはいなくなってしまった。途中立ち寄った場所全てくまなく探したがどこにも見当たらず、男の子の失望感はそうとうのものだった・・・