写真家のフランコ・バンフィ(右)と、眠るクジラのそばを泳いだダイバーのサブリナ・ベローニ この画像を大きなサイズで見るimage credit:instagram わずか10年ほど前に見いだされた現象 マッコウクジラのこの行動が睡眠と関連付けられるようになったのはわずか10年ほど前のことだ。 この光景が初めて研究対象になったのは、2008年だ。これに着目したイギリスと日本の生物学者のチームは、完全に静止したマッコウクジラの集団について 短期間であるが定期的な睡眠に入ると考えられる。その時間は睡眠をとる哺乳動物の中でも最も短い。 という内容の論文を残している。 その後研究を重ねた末、学者たちはクジラたちが生涯のうちのおよそ7%ほどの短い睡眠を集団でとることをつきとめたという。 もしかしたらこれが彼らの唯一の睡眠だったかも? あまりにも頻度が少なく、研究者の目に留まることもなかったクジラの行動