名古屋市が進めようとしている名古屋城天守閣の木造復元事業。以前より事業費や耐震・耐火性能など、さまざまな問題が噴出し、当初の予定通りには進んでこなかったが、6月3日の市民討論会で、最上階までのエレベーター(EV)設置を訴えた車椅子の男性に対し、他の出席者から差別用語を交え「ずうずうしい、我慢せい」などひどい差別発言があったことで、さらに暗礁に乗り上げた感がある。 12日に名古屋市と有識者、文化庁のオブザーバーらによる「第56回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議」が市内で開かれた。当初はこの有識者会議で整備基本計画が承認され、文化庁に提出される運びになるとみられていたが、討論会での差別発言への対応を優先するとして、計画を承認するかどうかについてはこの日の議題にあがらなかった。そして、13日には、名古屋市の障害者らの団体による抗議集会も市役所前で開かれるなど、この事業はいまや「障害者差別」を巡
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