Microsoftが、「Windows XP」上で動作するものも含めて「Internet Explorer」(IE)の危険なバグを修正した。このバグは、同ブラウザのすべてのメジャーバージョンにわたって深刻度の高い脆弱性を引き起こしていた。 同パッチは深刻度が高いことから、Microsoftにおける通常の月例パッチの周期とは別に米国時間5月1日午前10時にリリースされた。このバグは「IE 6」から「IE 11」までに影響を与え、攻撃者がユーザーの許可なくコンピュータ上にマルウェアをインストールし、個人データの盗難、オンライン活動の追跡、コンピュータの制御取得に利用する恐れのあるものだった。 知られておらず修正されていなかったこの脆弱性を数日前に発見したセキュリティ企業FireEyeは、「IE 9」「IE 10」「IE 11」上で金融機関や防衛機関をターゲットとした脆弱性の利用を検出したと述べ